臨床心理学科(2018年度以前入学者)

臨床心理学科の教育研究上の目的

人材養成の目的

  1. 人間的成長の可能性を信じ、常に自己の心の涵養につとめながら、臨床心理的な援助をするにふさわしい人間性を備えた人材を養成する
  2. 臨床心理学の知見を専門的に学ぶことによって、教育・医療・福祉・司法矯正・行政・企業など、多くの分野での心の問題の解決・支援に貢献できる人材を育成する
  3. 積極的に一般社会や地域社会へと働きかけ、様々な困難や障がいをもつ人への理解を深め、援助につながる視点をもって社会に貢献できる人材を育成する

その他の教育研究上の目的

1)教育

  1. 人間の心を理解する力を養うために、教育、医療、福祉、司法矯正・行政・企業の各分野からの体系的かつ専門的な教育の機会を提供する
  2. 子どもの心理的援助を原点に、家族、地域、社会における各ライフステージでの心理的援助が可能な基礎力と実践応用力が身につく教育を行う
  3. 大学院教育との一貫性と統合を図り、大学院進学のための臨床心理学的基礎力を培う教育課程を提供する。
  4. 一般企業や教育分野など様々なコミュニティにおいて各自の専門性が発揮できる学士力を培うための教育課程を提供する。

2)研究

  1. 臨床心理学における基礎研究と心理臨床活動の実践研究をつなぐ統合的研究、とりわけ子どもの心理的援助を核とする学際的研究を推進する
  2. 実践で得られた各自の体験を、臨床心理学領域における研究へと発展させることを推進する

3)社会貢献

  1. 専門的視点をもち、様々な領域を越えて援助資源の活用を図り、人間関係のチームとネットワークを構築できる人材を輩出する
  2. 地域支援、ボランティア、臨床活動を通じて、家庭における子育て支援、教育現場でのいじめや不登校への対応、非行や被害者支援など、多様な心の問題の解決に寄り添い、個人や集団の成長の可能性を引き出す
  3. 得られた研究成果を対人理解や対人援助、心の支援を通じて一般社会や地域社会に還元する

臨床心理学科のディプロマポリシー(学位授与の方針)

  1. 臨床心理学的援助の領域における「人間理解」および諸問題にとりくむ強い意志と基本的態度を身につけている
  2. 臨床心理学の基礎理論と臨床心理学的援助の知識と能力を身につけている
  3. 臨床心理学に関わる研究の基礎的方法論を修得し、研究の立案、実践、論文作成の能力を身につけている
  4. 人間を理解する心の涵養につとめ、広く社会において協働できる人間関係能力を身につけている

臨床心理学科のカリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

  1. 臨床心理学の理論的知識と援助の実践的な知識に関わる科目を系統的に配置し、理論知と実践知の学びを体系的に学ぶことができるようカリキュラムを編成する
  2. 初年次からゼミ形式での少人数授業を数多く設定し、教員と学生のふれあい豊かな教育を通して、人間の心に臨む基本的態度を体験的に学ぶ科目を提供する
  3. 臨床心理学研究の方法論の基礎を修得し、論文作成能力を養成する科目を初年次から段階的に提供する
  4. 情報通信技術を活用し、臨床心理に必要なコミュニケーション能力と社会技能を育てる科目を提供する
  5. 心理臨床系、発達臨床系、査定実習系、領域探求系の4つのコース科目を通し、関心ある分野の学びを深める科目体系を提供する
  6. 個人の将来設計に応じ、大学院進学、教職、一般社会で専門知識を生かす等の幅広い進路に対応可能なカリキュラムを編成する

臨床心理学科のアドミッションポリシー(入学者の受け入れの方針)

本学科が求める学生像は次の通りです。

  1. 人間の心や社会に深い関心をもち、論理的にそして直感的に物事を考えることができる人
  2. 高等学校卒業程度の基礎学力を有している人
  3. 人を敬愛し、社会で広く専門を活かせる職業を目指していること。また大学院の進学を射程に入れ、臨床心理領域の専門職を志している人
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