社会福祉学科
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社会福祉学科の教育研究上の目的
社会福祉学科では、使命と目的に基づいて、以下のように具体的な教育研究上の目的を設定しています。
人材養成の目的
社会福祉学科は、建学の理念に基づき、福祉の理念・思想・価値を踏まえ基本的人権が尊重され、差別や抑圧がない平和で安全な社会、多様な人々がともに生きられる社会を実現するため、社会福祉、保育をはじめ教育、行政、企業等のさまざまな領域で活動できる、次のような人材を養成する。
- 現実を冷静にとらえる視点をもち、自ら考え行動する力を身につけ、社会福祉、保育をはじめ教育、行政、企業等のさまざまな領域で共感的理解、個人の尊重、社会正義を基本に活動できる人材の養成を基本とする
- 社会経済の仕組みとその変動をつかみ、多様な専門職・専門機関や市民活動、住民活動とつながり、多様で異なる文化や背景をもつ人々がともに生きられる地域社会や「まちづくり」のために、ソーシャル・アクションを含めさまざまな活動を推進する人材を養成する
- 福祉固有の視点から社会問題・生活問題を分析し、援助の対象となる人々と共感的理解にもとづく信頼関係を形成し、個人の尊重という社会的使命のために援助を実践できる福祉専門職を養成する
- 基本的人権・多様性・ウェルビーイングなど福祉の理念を尊重するとともに、共感的理解にもとづいて子ども・家族との信頼関係を築き、保育の専門職として責任をもった支援を提供できる人材を養成する
- 社会経済の仕組みとその変動の中で乳幼児期から青年期、高齢期まですべての人々の家庭の生活と発達をとらえ、それぞれのライフステージに応じた援助ができる力を身につけた社会福祉、保育、教育等の専門的人材を養成する
その他の教育研究上の目的
1)教育
- 子どもの発達的理解、子ども・家族の生活理解、対人援助における専門的力量とともに、現場における実践と運営を総合的に担える人材育成のための教育課程を提供する
- 生涯発達の視点から当事者をとらえ、地域社会を構成する一員として位置づけ、その人らしく主体性をもって生活し続けることを支援する力を育む教育プログラムを提供する
- 地域住民の主体性に着目した地域福祉活動を展開するための援助ができる力を養成する教育課程を提供する
- 多職種とのチームケア、関係機関・関係者や地域住民との連携・協働を実践する力を育成する機会を提供する
2)研究
- 現場と共同して、実践に基づく科学的支援方法の研究を進める
- 職能組織との協働に取り組みながら、福祉専門職の専門性の向上と確立に向けた研究を進める
- 関連領域の国際的な研究成果に広く学び、教育プログラムの開発に資する研究を進める
3)社会貢献
- 地域産業や地域資源との関係から地域生活問題を把握し、幅広い分野で活躍できる人材を輩出し、社会に貢献する
- 福祉関連領域における専門職のニーズに対応した現任訓練・リカレント教育を含む人材育成に貢献する
- 地域と共同して活性化やまちづくりの支援活動に取り組み、社会に貢献する
社会福祉学科の教育方針(三つのポリシー)
社会福祉学科では、教育研究上の目的を達成するために、ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)、カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)、アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)を以下の通り定めます。
ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
- 基本的人権や社会正義、発達の考え方に基づく福祉の価値を理解し、多様な状況におかれている当事者を共感的に理解し、実践に真摯に向き合うことができる
- 豊かなコミュニケーション、他者や異なる集団を理解し共感できる力およびニーズを把握する力を基礎に、社会問題・生活問題を解決・軽減する専門的技能を用いられるようになる
- 社会のさまざまな領域において、当事者が主体性を発揮できるよう援助し、人間らしい生活を実現するための実践ができる
- 主体的に多様な人々や組織と協働して、全ての人が安心してともに生活ができ、平和でよりよい社会を創り出す知恵と実践力を身につけている
- 社会福祉・保育の基本的な役割や構成を理解し、人間の行動や社会構造に関わる知見に即して福祉あるいは保育の制度と実践を体系的に理解できている
カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)
- 専門知識を得て主体的で探求心あふれる学習ができるよう、社会福祉に関わる思想・歴史、原理を重視し、対象理解と実践、制度理解と運営、地域を基盤にした展開や国際的な視点について順次性をもって学修できるように、相互連関的に科目を配置し、教育課程を編成する。
- 専門職養成の目的に応じて,社会福祉士・精神保健福祉士・保育士養成に関する講義・演習系科目、学科専門を基礎にした教科の免許に関する講義科目を含んだ学士課程を提供する。
- 演習・ゼミおよび専門資格に関わる実習系科目において、必要な知識、態度、技能を確実に習得できるよう少人数教育を重視する。
- 対人援助に関する基本的な方法や法制度について学び、乳幼児期から青年期、高齢期までの生活課題に関する援助のあり方や福祉職・保育職の資質・専門性、多様な専門職間での連携を身につけ、ソーシャル・アクションを含めた専門職の社会活動の意義をとらえる科目を配置する。
- 以上の学部学科専門科目の順次性のある学修と全学共通科目・全学教養科目を関連づけ、専門学修を深めながら、その基盤となる教養を学修できるカリキュラムを編成する。
アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)
社会福祉学科が求める学生像
- 自分の新たな可能性を発見しようとしている人
- 社会福祉と人間の生涯の発達について関心をもち、乳幼児期から青年期、高齢期まですべての人々の生活問題や発達支援とその解決に向けた具体的な方策に関心をもつ人
- 多様な他者との関わりの中で学ぼうとし、また自ら主体的に学ぶ姿勢を有している人
- 社会福祉学を学ぶ基礎となる読解力、歴史や現代社会についての基本となる知識や関心をもつ人