理学療法学科
理論と実践を繰り返し、
臨床現場の即戦力をめざす。
理学療法学科では、学びの基礎となる医療・医学の知識修得も大切にしながら、時代と地域社会の要請に基づく最新の理学療法に関する教育を展開。専門知識と技術を身につけた理学療法士を養成します。
学びのポイント
充実した学びを支える4つの特長
1. 経験豊富な教員による少人数教育
1学年40名定員の少人数制で、学生一人ひとりをきめ細かく指導します。豊富な臨床経験をもつ教員が講義から実習指導までを担当することにより、理学療法の専門技術だけでなく、保健医療に関わる幅広い知識を習得していきます。
2. 段階的な学びで基礎から確実にスキルを身につける
1年生で解剖学や生理学などの基礎医学を学び、2年生からの実習や演習で実践的に習得します。3年生では疾患別の理学療法を身につけ、4年生では学んだ知識と技術を臨床現場で実践。理学療法に必要な力を段階的に身につけます。
3. 地域リハビリからスポーツ分野まで、多様な領域をカバー
高齢者に対する地域リハビリテーションから、障がい回復の手助けや各種疾患に対する理学療法、健康増進やスポーツ分野のリハビリテーションまで、特定の分野に偏らない多様な領域に関する教育を行っています。
4. 理学療法のスキルと人を支える心を育む
理学療法が人を対象とした実学であることを重視し、臨床現場で求められる確かなスキルとリハビリテーションマインド(人を支える心)を育むことに力を入れています。
2年生から始まる臨床実習で着実にスキルアップ
理学療法の専門的な知識や技術を身につけるには、充実した臨床教育が不可欠です。理学療法学科では、1年生に習得した知識をもって2年生で病院などの施設を見学。3年生と4年生の実習では現場の理学療法士の指導のもと、より高度で専門的な技術を習得します。実習は、チーム医療の一員としての役割に気づくとともに、幅広い年代の人と意思疎通を図るコミュニケーション能力を高める絶好の機会ともなります。
学年 | 科目名 | 期間 |
---|---|---|
2年生 | 臨床基礎実習 | 約2週間(9月上旬) |
3年生 | 臨床評価実習 | 約4週間(11月中旬~12月中旬) |
4年生 | 総合臨床実習Ⅰ | 約8週間(4月上旬~5月下旬) |
総合臨床実習Ⅱ | 約8週間(6月上旬~7月下旬) |
- ※実習期間が変更・延長となる場合があります。
国家試験対策とキャリアサポート
「充実した国家試験合格対策」と、成熟した専門職者をめざす「キャリアサポート」で、4年間の学生生活を支えます。
第57回理学療法士国家試験合格率(2022年2月実施)
94.1%(全国新卒平均88.1%)
受験者数:38名
合格者数:36名
キャリアサポート
教育の方針
ピックアップ授業
理学療法評価学演習
より実践的な理学療法の基礎技術を学ぶ
解剖学、運動学などの知識を基盤に、人体の各部位の骨や関節、靭帯、筋肉といった組織を体表から触る技術を習得します。触診の技術は、正確な理学療法評価ができるだけでなく、運動療法をはじめとする理学療法の実践においても重要なスキルです。専門理学療法士の教員によるデモンストレーションや動画を使用し、より実践的な理学療法の基礎技術を学びます。
石井 光昭 ゼミ
臨床での疑問を持ち探究する心を培う
パーキンソン病などの神経疾患の歩行障害や呼吸障害に対する、理学療法に役立つための研究をしています。任意のテーマで各自研究計画を作成し、機器を使用した歩行解析などを行っています。また、関連する英語論文を読み、その分野における研究の動向を把握するようにしています。臨床での疑問を持ち、探究する心を培うことがゼミの目標です。
施設紹介
基礎運動生理学実習室
筋活動、呼吸機能、基本動作等の計測機器を備え、卒業研究や各種実習を行います。
運動療法実習室
基本的動作能力を改善するための運動療法について学びます。
お役立ちサイト
取得可能な資格
資格
- 理学療法士(国家試験受験資格)