歴史学専攻 博士後期課程

人材養成の目的

1. 歴史学に関する優れて高度な専門知識をもち、独創性豊かな優れた研究能力と優れた教育能力を兼ね備えた人材を養成する
2. 歴史学に関する独創性豊かな優れた研究成果を学界のみならず広く社会に発信し、還元できる人材を養成する

その他の教育研究上の目的

1. 教育

1. 歴史学に関するより高度な専門知識をもち、創造性豊かな優れた研究能力の涵養に資する教育課程を提供する
2. 歴史学に関するより高度な研究能力のみならず、教育能力の向上に資する教育課程を提供する

2. 研究

1. 日本、中国・朝鮮を中心とする北東アジア、ヨーロッパなどの歴史、および相互の交流史などに関する研究を推進する
2. 日本、中国・朝鮮を中心とする北東アジア、ヨーロッパなどの歴史、および相互の交流史などに関する研究成果を教育に還元する

3. 社会貢献

1. 優れた研究能力や教育能力をもつ教員・学芸員、その他の専門的職業人を養成し、社会に貢献する
2. 研究成果を学内・学界にとどまらず、広く社会に発信して社会に貢献する

歴史学専攻では専攻が定めるカリキュラムに則り必要な単位数以上を修得したうえで、「博士論文」を提出して審査に合格し、かつ、以下の1）から4）のすべてを満たす者に「博士（文学）」の学位を授与する

1）知識

1. 歴史学のなかで、専門とする領域について優れて高度な専門知識をもっている
2. 専門領域に近接する諸領域について高度な専門知識をもっている
3. 専門領域に関連して、歴史学に関わる広範な学際的知識をもっている

2）研究技能

1. 研究遂行の基礎となる文献を読解するために必要とされる高度な語学力をもっている
2. 研究遂行に必要な資料を的確に収集・分析できる

3）独創性

1. 専門領域および関連諸領域の研究状況を正しく把握したうえで、当該研究の目的・意義を正確に位置づけている
2. 専門領域において当該研究が独自的あるいは独創的内容をもっている

4）総合力

1. 広範な領域にわたる、優れて高度な専門知識に基づいて研究を遂行する能力をもっている
2. 専門領域において当該研究が独自的あるいは独創的な研究方法に基づいて遂行されている
3. 上記の二点を踏まえながら、研究成果を博士論文としてまとめることができる
4. 専門領域に関する研究成果を、学界及び社会に対して広く発信し、社会に還元できる

1）知識

1. 専門とする領域の優れて高度な専門知識を総合的に提供するとともに、研究状況や研究課題を正しく把握するために、「研究指導演習」を開講する
2. 専門領域に近接する諸領域の高度な専門知識を多角的な視点から提供するために、「研究指導演習」を開講する

2）研究技能

1. 専門領域および近接諸領域の優れて高度な専門知識に基いて、研究を遂行するために必要な、より高度な資料の収集・分析能力を涵養するために、「研究指導演習」を開講する
2. 専門領域に関する研究等の成果を、学界にとどまらず、広く社会に発信する高い能力を涵養するために、「研究指導演習」を開講する

3）独創性

1. 専門とする領域の研究目的・意義を正確に位置づけ、研究の独創性を涵養するために「研究指導演習」を開講する
2. 専門とする領域の研究状況や研究課題、自らの研究の目的・意義に照らして、視点や研究方法の独創性を高めるために、「研究指導演習」を開講する

4）総合力

1. 自らの研究が独創的かつ高度な内容をもち、その成果を博士論文にまとめることができる能力を涵養するために、「研究指導演習」を開講する
2. 自らの研究が専門とする領域だけでなく、近接する諸領域からみても独創的かつ高度な研究内容を備えた博士論文としてまとめることができる能力を涵養するために、「研究指導演習」を開講する

• ※ 求める人材像（（1）（2）のいずれかに該当する人）

1. 歴史学に関する高度な知識と研究能力をもち、研究活動を目指す人
2. 歴史学に関する高度な知識を活用して、専門職に従事したい人

• ※ アドミッションポリシー（（1）（2）のすべての要件を満たすこと）

1. 修士課程を修了し、研究遂行に必要とされる基礎的な語学力をもっている
2. 歴史学を研究することに強い意欲を持ち、既に当該分野ならびに関連領域に関する高度な知識をもっている