社会学専攻
先端的な社会学理論の習得と具体的な問題解決のための能力養成を行います。
新しい社会状況に対する高度な専門的分析能力と問題解決能力を備えた人材を育成します
近年、グローバル化やIT化、環境問題やコミュニティの衰退など、数多くの新種の社会問題群が現れてきています。たとえば、文化・宗教的紛争の多発、情報メディアの発達による新たな経済・政治形態の出現、社会的経済的格差の拡大やライフスタイルの多様化、環境の保全や再生の緊急性、地域の自治や暮らし方をめぐる難題などが顕在化しています。このような新しい社会状況に対し高度な専門的分析能力と問題解決能力をもつ人材がますます強く求められています。本専攻では、このような激動の時代に対応しうるような先端的な社会学理論の摂取とそれに基づく具体的な問題解決の追求を視野におさめた教育・研究体制を整えています。
社会人の方も自らの生活スタイルに合わせて学ぶことができます
社会人にも門戸を開いています。社会人の方は自らの生活スタイルに合わせて通学・通信のいずれかの課程を選択することができます。社会人が専門的な社会学研究者になることはもちろん、より高度な社会学的分析能力と社会的視野を備えた人材を養成するリカレント教育にも対応しています。
社会調査および政策立案の理論と技能も含め幅広く社会学的方法の習得をめざします
修士課程では、学説史・基礎理論から現代的な文化社会学、メディア論や情報社会論、臨床社会学、環境社会学や地域社会学など現代社会学の重要なトピックスにいたるまで、幅広い科目構成になっています。
博士後期課程ではさらに専門的に研究を深め、文化、社会情報、共生・臨床、環境、地域 の5領域のうち一つの領域で研究教育者としての実力を養います。
修士課程では、地域公共政策士プログラムを開講しています(ただし、地域公共政策士の資格を取得するためには、キャップストーンプログラム(CP)が必要ですが、CPは開講していません)。
通学修士課程では、専門社会調査士の資格を取得することができます。
社会学専攻の教育研究上の目的と3ポリシー
社会学専攻 修士課程
社会学専攻 博士後期課程
研究テーマ・論文題目(修士・博士)
※ これまでの修了者のものより抜粋しています。
- 現代の埈園祭山鉾巡行にみる運営基盤の研究 ─綾傘鉾保存会青年部を事例として─
- マックス・ウェーバーの「資本主義の精神」論と日本 ─近代資本主義の光と影─
- 看護教育大学化の歴史的背景
- 都市における地域河川「二ヶ領用水」の環境学習素材としての適性 ~特に生物を利用した環境学習において、経験や印象が与える影響~
- 超高齢化社会における買い物難民問題
- 犯罪・非行の要因としての女子少年・若年女性の「生き辛さ」に対する支援の在り方に関する考察 ─更生保護施設における聴取調査を中心として─
- オルタナティブ・スクールという選択肢 ~子供たちが自由に選択できる学校とは~
- 下水道施設の運転・維持管理現場における事業外部化の実態と受託民間企業の事業経営に関する研究
- 日本の移民政策を考える ─東南アジア諸国からの外国人労働者をめぐる問題を中心に─