佛教大学大学院の特色
佛教大学大学院は、大学院教育の一層の充実を目指して、とくに修士課程においては次のように配慮しています。
- 専門の基礎および研究方法の基礎を体系的に習得できる
- 系統的な論文指導を複数教員で行う
- 研究科・専攻の枠を越え、他専攻の院生にとっても有意義な科目を「関連科目」として設定する
- 職業人としての高度な能力形成を主眼として、キャリア形成支援を強化する
こうした新しい教学体制の下で、たとえば、問題意識は明確だが、専門や研究方法の基礎的習得に不安のある人が、すみやかに能力を向上させることができるよう配慮しています。またこれ以外に、教育研究活動を支援するために大学院支援費(個人研究補助)制度を設けています。これらの手立てによって、2年間で質の高い修士論文を作成できるよう体制的に保証しています。博士課程に関しても、3年間で学術的価値の高い博士論文を作成できるよう指導体制を強化しています。
通学課程と通信教育課程を開設、より多くの人に学びの機会を提供しています。
建学の理念である仏教精神のもとで文化の発展と福祉の増進に貢献する人材を育成するために、各専攻において高度な専門教育を展開するとともに、学びの機会をより多くの人に提供するために、4研究科7専攻すべてに通学課程と通信教育課程を開設しています。通学課程では20~30歳代を中心に、通信教育課程では20歳代から、最高80歳代までの幅広い年齢層の学生が学んでいます。
多様な目的やニーズに対応した教育・研究体制を整えています。
学術の理論・応用の教授研究を通して研究者の養成に努めるとともに、実社会の各分野で指導的役割を果たす高度で専門的な職業能力を有する人材を養成するために、実践的な教育・研究の充実にも力を入れています。また、専門分野の深化を図る生涯学習の継続・発展や専修免許状の取得など、多様な目的やニーズに対応した教育・研究体制を整えています。
充実した教授陣を配置しています。
教授陣は通学課程も通信教育課程も同じです。いずれの専攻においても、指導教員を中心とする充実した教授陣のもと、蓄積された学術成果を基礎として、豊かな学識と高度な研究能力を養うことができます。
また、研究発表会を通学課程・通信教育課程合同で行う場合もあり、学生間の研究上の交流も通学課程・通信教育課程一体となって行う体制が整ってきています。
通信教育課程で学ぶ ~社会人になってからも高度な専門知識を体系的に学べます~
4研究科7専攻すべてに通信教育課程を開設しています。文学研究科の仏教学専攻と歴史学専攻には博士後期課程までを設置し、博士の学位を得ることも可能な教育・研究体制を整えています。通信教育課程で高度な専門知識を体系的に学ぼうとする社会人の方のために、無理なく学べる多彩な履修システムを用意するなど、学修や研究の支援体制の充実にも力を入れています。
通信教育課程の履修方法 ~無理なく学べる多彩な履修システム~
T履修(テキスト履修)
科目最終試験に合格すれば履修完了となり、年度末に修得単位として認定されます。
S履修(スクーリング履修)
科目ごとに定められた受講時間(時間割)すべてに出席し、終了後に実施される試験に合格すれば履修完了となり、年度末に修得単位として認定されます。専攻によって日程や時間割、修得できる単位数が異なります。
ST履修(スクーリング・テキスト履修)
科目ごとに定められた受講時間(時間割)すべてに出席し、そこで指示された課題についてテキストなどで学習を深め、後日リポートを作成し、期限までに提出します。合格すれば履修完了となり、年度末に修得単位として認定されます。
T・S履修(テキスト・スクーリング履修)
※ 臨床心理学専攻のみの履修です。
G履修(修士論文・課題研究)
SI履修(スクーリング・メディア履修)
※ 博士後期課程のみの履修です。
E履修(実習)
※ 臨床心理学専攻のみの履修です。