社会福祉学部
多分野で生かせる視点と技術

トピックス
お知らせ
2025.4.4 | 社会福祉学部 新入生対象オリエンテーションを開催しました |
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2025.4.2 | 読売新聞朝刊(秋田県版)に社会福祉学部 長友薫輝准教授のコメント記事が掲載 |
2025.3.28 | 『総合研究所共同研究成果報告論文集』第14号の刊行「新型コロナ感染下における子どもの権利擁護」 |
2025.3.17 | 佛教大学社会福祉学部 社会福祉士・精神保健福祉士 2024年度国家試験結果について |
2025.2.14 | 佛教大学「研究活動報manako」のご案内 |
学科
本学の社会福祉学科のあゆみは1962年に開設された仏教福祉学科までさかのぼります。その後、1965年に社会福祉学科へ改称、1967年に社会学部社会福祉学科となりました。2004年には現在の社会福祉学部社会福祉学科となり、以来60年以上の歴史を歩んできました。今日では社会福祉分野はもちろん、医療機関、教育、自治体、企業、非営利団体などさまざま現場で数多くの卒業生が活躍しています。伝統がもたらす「人のつながり」と「ネットワーク」の力は、充実した社会福祉・保育の実習教育、学生の就職支援、現場に根差した研究の発展など「佛大社会福祉」の大きな財産です。それは本学における仏教精神にねざす「縁(えにし)」そのものといえます。
今日の社会では虐待、貧困、孤立、少子化、超高齢社会、ジェンダー問題、差別や排除などさまざまな社会問題が生み出され、人間の「生」(Life:暮らし、生命)の基盤は大きく揺らいでいます。そして多くの人々がさまざまな不安や困難、「生きづらさ」を抱えながら生活を営んでいます。社会福祉学は、こうした問題を生み出す社会の仕組みを探求し、現実の暮らしからどのような政策や援助が必要かを当事者や地域の人々と共に考え、問題解決の道を探るという点にユニークさがあります。
本学の社会福祉学部は、社会福祉の知識や技能をもとにして異なる価値観を持つ人と対話し、課題の中にも新たな可能性を見出すことを人材養成の目的に置いています。優れた福祉・保育の専門職養成(社会福祉士・精神保健福祉士・保育士)はもちろん、社会福祉学を修めた教員、自治体職員、地域・企業で働く人の養成も重視しています。
カリキュラムは、社会福祉の理念、歴史、原理など基礎理論を基盤に、実習や地域でのフィールドワークによって豊かな実践力を育み、主体的に専門的テーマを深められるよう段階的な教育を展開しています。学生の進路や関心に応じ、個別相談を含めたキャリア指導、受験のサポート対策を重視しています。どんな進路を選んだとしても、社会福祉学を学ぶことで人と社会と地域を多角的に捉える力、多様な人とのコミュニケーション力、そして現実に向き合う実践力を身につけることができます。
私たち社会福祉学部は60年を超える伝統を大切にしながら、2026年度からは二条西キャンパスに学びの拠点を移し、新たな一歩を踏み出す計画です。皆さんと共に新たなステージで学ぶことを心から楽しみにしております。
