教員紹介
プロフィール
学生へのメッセージ
文学作品は歴史や風俗、風土と深く関わり合いながら形成されています。たとえば、『源氏物語』には、実在の人物の事績や、同時代の慣習を念頭に置いて読むことで理解が深まる箇所がいくつもありますし、『枕草子』は平安京とその郊外の地理感覚や、作者が体験した歴史的事件を無視していては理解することが不可能です。つまり、作品それ自体と、その背景に見え隠れする事柄の関係性を解きほぐしながら読解することが、「文学研究」の基本的な態度だと言ってよいでしょう。そうだとすれば皆さんが身を置くのは、世界中の平安文学徒があこがれる贅沢な環境です。平安の空気にひたりながら、作品世界への旅を楽しみましょう。
研究課題
『源氏物語』の形成と主題
平安朝文学と家族構造の連関
略歴
國學院大學大学院文学研究科文学専攻博士後期課程 修了
國學院大學教育開発推進機構 兼任講師
東京経営短期大学 非常勤講師
学位
博士(文学)國學院大學