教員紹介

プロフィール

教授
土佐 朋子 TOSA Tomoko
専門分野
日本上代文学

学生へのメッセージ

『古事記』『万葉集』というと、何か牧歌的で原始的で呪術的なイメージで捉えられがちです。
でも、実際に作品一つ一つを見ていくと、そこには律令国家「日本」の形成がもたらす新しい時代の「抒情」が繰り広げられているような気がしてきます。例えば、共同体の論理(結婚)と個人の感情(恋愛)の間での葛藤、時間は戻らないという新たな認識の中で、戻ってきてほしい「過去」を欲する葛藤など。
日本文学の始発期にあたるそれらの「抒情」表現が、いかに斬新で、いかに戦略的であったかを、作品に基づいて具体的に見ていきたいと思います。

研究課題

『万葉集』『懐風藻』を中心とした日本古代詩歌に関する研究
日本古代知識人における漢籍受容と文学創作に関する研究
『懐風藻』伝本および本文に関する研究

略歴

早稲田大学第一文学部卒業
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了
早稲田大学大学院文学研究科日本語・日本文学コース博士後期課程退学
白梅学園高校国語科専任講師、トキワ松学園中・高校国語科教諭、東京都立航空工業高等専門学校一般科講師、東京都立産業技術高等専門学校准教授、東京医科歯科大学教養部准教授を経て現在に至る。

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