教員紹介
プロフィール

学生へのメッセージ
一般に文学作品は、その作品の内部だけでは完結せず、外部にある文化・風俗、経済、社会構造、その他さまざまな要素と結ぶつくことによって、文字通りの意味を超えた大きな全体像を形成しています。文学作品を読むとき、私たちは書かれた内容と、作品には書かれていない外部の情報とを照合し、結びつけ、作品を読むための文脈を補完しながら意味解釈を行っているのです。このような、書かれた文字の集積としての文学作品と、作品に明示的には書かれない外部の要素とが結びつく際のシステムを探りながら文学作品の存在意義を探ることが、私の研究テーマです。
研究課題
小林秀雄の批評思想形成過程
生命主義国語教育史(主に大正期)
日本近代批評とそれにかかわる文学理論
略歴
早稲田大学第一文学部 卒業
立教大学大学院博士前期課程 修了
筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程 満期退学