刊行物紹介

刊行物

当センターの最新刊行物です 現代語訳『安楽集』

訳注/
齊藤隆信(佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)
曽和義宏(仏教学部教授・佛教大学法然仏教学研究センター長・佛教大学法然仏教学研究センター研究員)
加藤弘孝(仏教学部講師・佛教大学法然仏教学研究センター研究員)
永田真隆(佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)
小川法道(佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)


2024年3月1日
佛教大学法然仏教学研究センター刊
定価:本体3,636円(税別)

本書は、隋から唐のはじめにかけて、太原(現在の山西省中部の古称)において浄土教信仰を広めた道綽(562-645)が撰述した『安楽集』の訳注である。道綽は法然が策定した中国浄土五祖の第二祖で、現存する唯一の著作がこの『安楽集』2巻である。その内容は、インド以来の浄土教信仰、すなわち輪廻の世界を離れて阿弥陀仏のまします西方極楽浄土に往生することが今の時代(末法)とそこに生きる人々(凡夫)に合致しているということを、『観無量寿経』を中心とする多くの聖典を引用しつつ論証するものである。このたびの訳注では、現存最古とされる野村美術館所蔵本(高山寺旧蔵本)を精緻に臨模した大谷大学図書館所蔵の順藝本を底本とし、上段に校訂文、下段に日本語訳、各章末に注記を示すとともに、最後に解題を添えた。

法然房源空述『逆修説法』

訳注/岩谷隆法、吉原寛樹、齋藤蒙光、眞柄和人
(佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)


2023年3月1日
佛教大学法然仏教学研究センター刊
定価:本体3,636円(税別)

『逆修説法』は、法然上人が逆修会で阿弥陀仏の功徳を「讃嘆」説法した実録である。『選択集』のように完全版を目指した跡がなく、聞書編集の行き届いていない箇所を発見する。つまり、上人の生の言葉が届けられているのである。法然上人は説法名人であったのだ。本書は原本を丁寧忠実に翻訳してある。あとは読者の想像力により法然上人の説法を味わっていただきたい。

桑門秀我著『選擇本願念佛集講義』後篇(巻下本・巻下末)

訳注/
本庄良文(元仏教学部教授・佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)
上野忠昭(佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)


2022年3月25日
佛教大学法然仏教学研究センター刊
定価:本体3,636円(税別)

本書は、一昨年度刊行した桑門秀我著『選擇本願念佛集講義』前篇(巻上・巻中)に続く後半部である。原本四冊のうち、第8章から第16章までを収める二冊について、前篇と同様に講義本文、現代語訳、注を収め、加えて「あとがき」、参考文献一覧および人名(尊格名・地名・宗派名)、書名、事項の索引25頁とを付する。本書の刊行により全篇およそ550頁が無事完結することとなった。

嵯峨正定院立道著『真葛傳語』(浄土宗教師限定)

訳注/眞柄和人、高津晴生、武田真享(佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)

2020年3月1日
佛教大学法然仏教学研究センター刊
定価:本体4,545円(税別)

立道『真葛傳語』は浄土宗僧侶ですらこの名を知る者の少ない傳法書である。傳法書とは江戸期関東十八檀林で檀林山主が法然浄土教に則った職業僧侶の覚悟(利他自証)を荘厳儀式の内に口授した控えの書である。本書は檀林加行を終えた僧侶に傳法の真意を再確認させるために著された。現代浄土宗加行を受けた僧侶も本書を読み自信を持って住職となり五重相傳の傳燈仏子ともなることができるであろう。

桑門秀我著『選擇本願念佛集講義』前篇(巻上・巻中)

訳注/
本庄良文(仏教学部教授・佛教大学法然仏教学研究センター長・佛教大学法然仏教学研究センター研究員)
上野忠昭(佛教大学法然仏教学研究センター嘱託研究員)


2020年1月25日
佛教大学法然仏教学研究センター刊
定価:本体3,636円(税別)

本書の原本は、明治から昭和にかけて活躍した浄土宗学者桑門秀我が、法然の主著『選択本願念仏集』を、浄土宗鎮西流の伝統的立場から詳しく解説した講義(明治26=1893年刊)である。今回出版の内容は、その現代語訳と、出典・人名・難語を中心とした注である。全16章のうち第1章から第7章までを収めて前篇B5版260頁とする。第8章から第16章までを収めた後篇は2022年刊行の予定である。


上記の本を希望される方は、以下の申込書を出力し費用を添えて法然仏教学研究センターまでお申込ください(送料無料)。

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