シンポジウム「フィンランドの教育実践―日本との比較から―」にて研究員(教師の指導力"気づき"の解明のための国際的・学術的研究-教育実践学と脳科学の融合-)が成果報告
日時:2022 年 11 月 19 日(土)15:45~17:15
場所:紫野キャンパス1-316教室
内容:研究員等による研究成果の報告
総合研究所共同研究 研究代表 松村京子 教育学部教授によるプロジェクト研究 「教師の指導力"気づき"の解明のための国際的・学術的研究-教育実践学と脳科学の融合-」の青砥弘幸 研究員、二澤善紀 研究員、高見仁志 研究員、原 清治 研究員、松村京子 研究員・研究代表が、日本教育実践学会第25回研究大会のシンポジウムにて、研究活動の報告を行いました。
国際学習到達度調査(PISA)でみられるように、日本もフィンランドも共に子どもの教育レベルは世界でもトップクラスです。しかし、そのような優れた子どもを育てている教師がどのように指導しているのか、比較検討した研究は見られません。そこで、それらを明らかにするために8月25日~9月3日フィンランドを訪問し、授業実践に関する調査を行いました。研究員は、フィンランドの学校での授業を観察し、ユバスキュラ大学で教員養成を担当する教員にインタビューを行いました。その成果を以下のテーマで報告しました。
①国語:フィンランドの教育現場視察から得た視座(青砥弘幸 研究員)
②フィンランドにおける 数学教育の現状(二澤善紀 研究員)
③音楽科教師の「信念・価値観としての知」に関する比較検討(高見仁志 研究員)
④"触れる" "感じる" "やってみる" 遊びと学びのストーリーを体験して(臼井奈緒 教育学部准教授)
⑤小学校英語教育を支える教科書教材と教師教育(赤沢真世 教育学部准教授)
⑥特別支援学級での算数指導(松村京子 研究員・研究代表)
⑦いじめ・ネットいじめの比較検討(原 清治 研究員)
上記シンポジウムの内容は、教育実践学研究第24巻2号(2023年3月31日付)に掲載され、J-STAGEでも閲覧可能です。