第3回Zoom報告会開催報告(南丹市の地域社会と佛教大学の地域連携活動に関する研究)
2021.2.24
日時:2021年2月24日 13:00~14:30
報告者:湯川宗紀 嘱託研究員・佛教大学非常勤講師
タイトル:美山の「意義」と新しい(明るい?)価値
概要:日本国におけるグリーンツーリズムの展開の中で京都府南丹市美山町(以下、美山町)はどのように位置づけられるのか、また美山町現状についてフィールドワーク等から得られた知見から発表を行った。
具体的には、美山町は行政、地域住民、特にUターン、Iターン移住者の活動により、グリーンツーリズムのモデルとまで評価されるに至ったが、日本全土を覆う人口減少問題が、美山町の場合元々の住人の減少だけではなく、高齢Iターン移住者の高齢化による人口減、子育て世代Iターン移住者の子供の教育のための社会流失の問題があることを指摘し、また、国の目指す関係人口増加に関して、地域連携校である佛教大学学生はわずかながらでも、しかし確実に、主体的な活動によって寄与していることが明らかになった。
総合研究所