第1回Zoom報告会開催報告(南丹市の地域社会と佛教大学の地域連携活動に関する研究)
2021.2.10
日時:2021年2月10日 13:00~14:30
報告者(1):長光太志 研究員・社会学部講師
タイトル:佛教大学における初級地域公共政策士プログラムの紹介―南丹市美山町でのPBL型地域インターンシップ―
概要:社会学部では、地域包括連携協定を結んだ美山町をコミュニティキャンパスと位置づけ、様々な授業や課外活動を展開してきた。中でも佛教大学美山荘を利用して2014年から2018年まで行われた美山インターンでは、本学の学生が約10日間、美山町に泊まり込み、地域の課題解決に資するエコツアーを企画実践するという極めて地域密着型で実践型のPBLが展開された。社会学部では、この授業の経験から、学生が地域でのPBLを通じて人間的に成長するという手応えと、それをカリキュラム課し継続的に運営するための多くの課題を学び取り、授業のアクティブラーニング化を推進するに当たっての有意義な知見が蓄積された。
第1回Zoom報告会資料(1)長光太志 研究員(社会学部講師)2021年2月10日.pdf
報告者(2):水上象吾 研究員・社会学部准教授
タイトル:美山町における学生の学習内容―「公共政策学フィールドワーク実習」の授業を通じて―
概要:南丹市美山町を実習先としてきた公共政策学科の科目「公共政策学フィールドワーク実習」の内容を整理し、地域での活動や学生教育のあり方を考察した。過去14年分の学生の成果物(発表スライド、およびレポート)の記述から、実習のテーマ、調査方法、学習形態を整理した。美山町では、少子高齢化に伴う人口減少が地域課題の主要因になっていることが示され、今後の地域連携としては、テーマの掘り下げ、課題解決への具体的な提案が必要であると考えられた。
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