社会福祉学部 田中智子教授が日本社会福祉学会奨励賞を受賞
2021.10.13
社会福祉学部の田中智子先生が、日本社会福祉学会の奨励賞(単著部門)を受賞されました。この賞は、日本社会福祉学会の会員の中から、今後の研究の発展が期待される若手会員の研究奨励を目的として授与されるものです。
≪奨励賞(単著部門)≫
受賞者:田中智子(社会福祉学部社会福祉学科)
著作名:『知的障害者家族の貧困―家族に依存するケア』
(法律文化社刊)
受賞日:2021年9月11日
《本の内容》
日本における知的障害者家族の生活問題について、貧困という視点から検討を行なった。現在の制度では、多くの知的障害者の収入は最低生活を下回っている。そのような中で、実際にどのような暮らしをしているのか?家族への影響はどのようなものであるのか?家族はなぜ貧困状態から抜け出せないのか?ということを家計調査をもとに実証的に明らかにした。障害とケアと貧困の関連性について整理した。
《日本社会福祉学会》
日本社会福祉学会は1954年に創設され、会員数は約4,400人に上ります。すべての市民が多様な価値を相互に認め合い、一人ひとりの人権が保障される社会を形成するために、さまざまな視点から研究が行われています。
研究推進部 学術支援課