2019年度教育職員研修成果報告会(文学部)開催報告
2020.11.19
文学部の李冬木教授が、教育職員研修制度を利用し、2019年度に実施した海外研修(長期)に関する研修成果報告会を行いました。
報告会では、周樹人(魯迅の本名)が留学時期に〈狂人〉と出会ってから彼が「狂人日記」を創作し、それによって〈魯迅〉となった精神過程の側面について報告されました。周樹人は〈ゴーゴリ〉と三種の「狂人日記」に出会い、ニーチェの言葉の下の〈ゴーリキー〉と〈アンドレーエフ〉、〈チェーホフ〉の〈インスパイヤ〉、〈狂人美学〉の確立過程から始まり、〈明治のロシア文学〉の精神と創作の実践意義に至り、「狂人日記」が〈狂人の越境〉の精神的到達であることを報告されました。
≪報告会≫
開催日:2020年11月18日(水)13時15分~14時15分
場 所:常照ホール
発表テーマ:〈狂人〉の越境の旅ー周樹人と〈狂人〉の出会いから彼の「狂人日記」まで ー
参加者:12名
≪教育職員研修≫
研修日程:2019年4月1日~2020年3月31日
研修機関:吉林大学文学院(中華人民共和国)
研究課題:魯迅と明治日本
主 催 佛教大学文学部、研究推進機構
李冬木教授による研修の様子
吉林大学キャンパス・鼎新楼
研究発表・東亜文化與伝播論壇にて。2019年8月17日・吉林大学
吉林大学文学院生たちとの交流講座・2019年9月24日、吉林大学文学院にて
吉林大学文学院生たちとの交流講座・2019年9月24日、吉林大学文学院にて
お別れのご挨拶。写真の右より康永剛文学院書記、張福貴資深教授、張希吉林大学長、劉中樹資深教授、李冬木、徐正考文学院長、張叢皞教授。
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研究推進部 学術支援課