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保健医療技術学部 濱吉美穂准教授が考案した「わたしのいきかた手帳」が2024年度グッドデザイン賞を受賞しました

2024.10.18

保健医療技術学部 看護学科の濱吉美穂准教授は、自分のこれから先の医療や介護の希望について考えて家族や医療従事者と話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」という考え方の日本での普及と効果検証に取り組み、その実践のために「わたしのいきかた手帳」を考案しました。

冊子の在り方について数年にわたって研究を進める中で、医療者の視点だけでなく、実際に手に取って自分の最期について考えていく利用者にとって大切なものになるように、アクセシビリティとともに手触りや直感的で分かりやすく親しみやすいようなデザイン化を進め、この度"2024年度グッドデザイン賞"を受賞しました。

高齢化と医療技術の進展によって終末期の過ごし方が一昔前とは様変わりする中、欧米を中心に注目されていたACPの考え方が近年日本でも医療現場で意識されています。一方で、濱吉准教授は、「ACPを推進するためには、専門識者だけでなく、当事者となり得る一般市民の意識向上が欠かせない」として、「わたしのいきかた手帳」の考案・普及活動のほか、一般の方向けのACP啓発講座等にも精力的に取り組んでいます。

2024年11月23日(土)には、京都市にある池坊短期大学にて、市民公開講座『自分らしく生きていくための人生会議~これからのいき方を考えてみませんか~』への登壇を予定しています。

※講演会の詳細はこちら

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◆2024年度グッドデザイン賞 評価コメント(原文)

人生の最終段階のことは、対話を始めることも躊躇われたり、聞いてはいけないのではないかという恐れを持っている人も少なくない。この手帳は、医療や介護従事者目線ではなく、それらの領域につなげつつ、いかに利用者が最後まで自分の人生を全うするのを後押しするか、という視点でつくられている点が評価された。気持ちの揺らぎを書き留められたり、決め切らなくても良いというデザインは、その間にこそある豊かな感情の揺れや思いを伝え、対話を生み出すことが実感を持って感じられる。多くの人がアクセスしやすくなるようさらなる普及を期待したい。
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2024年度グッドデザイン賞 受賞ページはこちら

濱吉准教授の研究内容についてはこちら(本学ホームページ 研究活動報「manako」)

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