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共同研究「行者の出現と遊行遍歴による伝播の総合的研究」第2回公開研究会を開催

2025.10.2

佛教大学総合研究所(京都市北区)は共同研究プロジェクト「行者の出現と遊行遍歴による伝播の総合的研究」(研究代表 齋藤蒙光 仏教学部准教授)において、第2回公開研究会「インド・チベット・日本における行者像と現状」を1015日(水)に佛教大学紫野キャンパスで開催します。ぜひご参加ください。

  • 開催概要
    日時:20251015日(水)1430分~1600
    場所:佛教大学紫野キャンパス1-404教室(1号館4階)
    定員:50
    参加:無料・事前申し込み不要

  内容:【講演】
  テーマ:「インド・チベット・日本における行者像と現状」
  講師:板野弘映 共同研究学術研究員・佛教大学大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程

インドの仏教の円熟期に登場した密教は、隋唐代の中国に伝来し、様々な加持祈祷や読誦を通して、中国の鎮護国家仏教の基盤となりました。日本においても、仏教伝来当初から「雑密」が伝来して日本仏教の地盤を築き、空海による「純密」の導入を契機として国家仏教の根幹を担うこととなりました。

つまり、日本の仏教の根幹は密教にあるといっても過言ではありません。儀礼儀式はもちろん、様々な仏教宗派の教義も密教との連動の上になりたっています。本プロジェクトが研究対象とする行者像にも当然、密教的な要素が深く関わっています。しかし密教は、教義の独立性やその秘密主義などにより、外部の研究者にとっては、秘密のヴェールにつつまれているのが現状です。

板野弘映 学術研究員は、日本の真言宗で加行・灌頂を満行された後、南インドに再建されたチベット仏教ゲルク派の密教道場ギュメ寺に留学し、チベットの法流で沙弥・比丘戒を受けました。現在、潅頂儀式などの解説などに取り組む傍ら、修験道の実践もなさっています。

今回の公開研究会は、板野学術研究員より、密教の基本的な教義をはじめとした内実について、わかりやすくご講義を賜わります。

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