日 時:2025年9月5日(金)16:00~17:30
会 場:二条キャンパス N1-209教室
参加者:21名(Zoom参加含む)
テーマ:暮らし・地域・人の繋がりをデザインし社会を動かす
講 師:和田優輝 氏(建築家、和田デザイン事務所代表取締役、岡山県立大学デザイン学部非常勤講師)
今回は、「暮らし・地域・人の繋がりをデザインし、社会を動かす」実践者でもある建築家の和田氏より、多死社会における今後の課題として、地域空間・コミュニティ・文化の在り方にも大きな影響を及ぼすことを想定し、「死をどう受け止めるか」だけでなく、「その前提でどう生きるか」「どう支えあうか」を考えていく必要があること。そのためには、広い意味でのインフラである「医療・教育環境・文化」といった社会的共通資本の質を高めるために、どのようにデザインという観点を使ってアプローチできるかについて具体的な実践例を踏まえて示唆を得る事ができました。
今ある課題、これから先にくる課題をわかりやすく見える化することを楽しみながら、多角的にアプローチし、人や社会を豊かにする「ソーシャルグッドデザイン」を形成していく視点について、理解する事ができました。人や社会の営みに働きかけるために、しくみや文化そのものをデザインし、新しい選択肢や価値観の兆しをかたちにするということについて、今後の研究に活かしていける知見を得られました。
また、翌日に開催されたワークショップでは、地域課題を明らかにしていくチームビルディングをする上で思考のトレーニングをするための教材として開発を進めるカードゲームの開発に向けたディスカッションとワークを行いました。他人ごとをわがごととして捉え、共感力を高めるためのカードゲーム開発に向けて、様々なアイデアがうまれました。