学長メッセージ 「 佛教大学は危機レベルを引きあげます 」
ご承知の通り、京都府において「まん延防止等特別措置法」が適用され、大きな制限がかけられる状況となりました。新型コロナウイルスの変異株は大阪を中心に広がり、10〜20代で感染者の50%を超えています。京都府からの要請により、本学においても学生の安全を第一に、必要な措置を取ることが求められています。
このような状況を踏まえ、佛教大学ではこれまでの基準を改定し、新たな「新型コロナウイルス感染症拡大防止のための佛教大学活動基準」において、現状をレベル3に引きあげ、授業などで大学に入構する人数を大幅に減らすことにします。これは学生や教職員の安全を守るために必要な措置であり、ご理解をいただきますようお願いいたします。
学生の安全を守りつつ、しかし学びは止めないという観点から、予定していた対面授業を、一部の科目を除いて遠隔授業に切り替えます。学生のみなさんには、混乱される場面もあるかと思いますが、履修上不利益にならないように配慮いたしますので、ご理解をお願いいたします。また対面で行なわれる一部の授業でも、ご自身の基礎疾患や高齢のご家族がおられる等の理由がある場合は配慮いたしますので、心配せず担当教員に相談してください。
新型コロナウィルス感染症は、昨年度に続き、私たちから平穏な日常を奪ったまま、新たな広がりを見せています。しかし私たちは、学生のみなさんが、授業や研究、課外活動など、できるだけ学生生活を謳歌できるような様々な方策を講じてまいります。そのためには、みなさん一人ひとりの協力が必要です。自分がうつらない、ひとにうつさないために、またすでに感染しているかもしれないことを認識して、しっかり感染対策をして下さい。そしてこの困難な日常をともに乗り越えていきましょう。
学長 伊藤 真宏