第30回シアター公演「精進食とベジタリアン運動」
第30回シアター公演「精進食とベジタリアン運動」
精進料理の伝統は初期仏教教団の習慣であった托鉢による乞食(こつじき)の伝統と五戒の中の殺生戒とが結び付けられ、さらに大乗仏教で発達した慈悲の精神とが考え合わされて発生した習慣でしたが、やがて中国や日本の僧院で発展をとげ、高度な精進料理の文化や思想が発達しました。さて一方、西欧のベジタリアン運動は宗教的な動機ではなく当初はむしろ社会運動的側面が強かったのですが、最近では環境問題のみならず、アレルギー体質の増加につれて多様選択の権利との関連で語られることが増えてきました。
今回のシアター公演では、現代社会の中での両者が共通して持つ意義を確認し、伝統的宗教文化の今日的意味や意義について考えてみたいと思います。
また、今回のシアター公演では、「食文化」あるいは「料理(芸術)」という無形文化財の公開という新たな試みを言葉で表したいと考えています。単なる講演会やシンポジウムではない企画も試みたいと考えています。
■開催日時:2016年1月23日(土曜)13時開演(12時30分開場)
■場 所:佛教大学宗教文化ミュージアム 宗教文化シアター(アクセス・周辺マップ)
■出 演:東四柳 祥子 氏(梅花女子大学食文化学部専任講師)
山﨑 紹耕 氏(花園大学/相愛大学 非常勤講師)
田谷 昌弘 氏(万寿山聖福寺住職・元萬福寺典座)
岩佐 明子 氏(日本ベジタリアン協会理事、獣医師)
■解 説:小野田 俊蔵(本学歴史学部教授、本館館長)
■観 覧 料 :無料 ※事前申込要
【申込受付終了】申込多数のため、事前申込の受付を終了させていただきました。
何卒ご了承を賜りますようお願いいたします。
多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。


開催要項表pdf(2.78MB) 開催要項裏pdf(1.23MB)
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