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ロックバンド「hananashi」

(ナカニシヒロキさん 教育学部教育学科2019年卒業、
みねっち。さん 教育学部教育学科2019年卒業、
木村健人さん 文学部日本文学科2020年卒業)

どこか懐かしい楽曲で人気、軽音楽部出身のロックバンド「hananashi」
初のフルアルバム発売、全国ツアーも展開

 佛教大学軽音楽部出身の卒業生3人によるロックバンド「hananashi」が2022年3月に初のフルアルバム「ato」を全国発売し注目を集めている。3人は在学中だった2019年春に結成。〝華がない〞と自ら命名したバンド名と裏腹に、熱いライブとどこか懐かしい楽曲が評判を呼び、ファンの輪が全国に広がっている。3人は10月中旬、軽音楽部の部室を訪れ「これからも京都にこだわった活動を続けたい」と語った。

「揉まれて競い合う」佛大軽音で切磋琢磨

 ナカニシさんは高校入学祝いに買ってもらったギターで作曲を始め、みねっち。さんはロック好きな家庭に育ち音楽に関心があった。木村さんはJ‐POP好きで大学に入ってできた友だちと一緒に軽音楽部に入部した。
 軽音楽部はコピーバンドで演奏を競うコンペが伝統で、ナカニシさんは「揉まれて競い合い、練習しなかったら置いていかれる。部内には自然とうまくなれる、そんな雰囲気がありました」と振り返る。ナカニシさんとみねっち。さんは、部内のコピーバンドではなく、学外でバンドを組んでオリジナル曲を演奏してみたいという思いからバンド結成を考えた。「軽音の外でバンドやりたいと考えた時、1学年下のキムケン(木村さん)がギター弾けて歌えるなあと思い出し、誘いました」と言い、木村さんは「とても上手な先輩として憧れていた2人に誘われてすごくうれしかった」と笑顔で語る。
 そしてナカニシさんの作った曲を京都市のライブハウスで初めて演奏した。店長が聴いてくれて「いいやん、センスあるから続けてな、と評価してもらえたのがうれしかった」とナカニシさん。

心にグッとくるサウンド

 当初は京都のライブハウスから活動を始め、徐々に大阪でも演奏を続けると、熱いライブパフォーマンスと心にグッとくるサウンドが受け、ファンも増えてきた。「ファンがついてきたと実感できたのは結成後1年くらいかなあ」と言う3人は、2022年、全国ツアーも展開し2カ月で23カ所を回った。ナカニシさんは「順風満帆ではないけど、前より力がついてきたと感じています。見にきてくれる全員に感謝し、来てよかったと思ってもらえる演奏をしたい」と語り、木村さんとみねっち。さんも「心に残る演奏をしたい」「1回1回の演奏を大切にしたい」と話す。
 学生時代を振り返って、ナカニシさんは「先生になろうと思っていたのを、他にやりたいことができて諦めたけれど、今はめちゃめちゃ楽しく悔いはありません。やりたいことをやれば応援してくれる人も増えて意外となんとかなる」と語る。木村さんは「前は自分のことが好きではなかったけれど、大学で個性ある友だちに出会って自分のことも好きになれました。いろんな人と出会ってほしい」と学生にエールを送る。みねっち。さんも「教育を学んで人の気持ちを考えるようになり、教育学を勉強したことが役に立っている。意欲的に学び、どんどん吸収してほしい」と話した。

hananashi(ハナナシ) ナカニシヒロキ(ドラム)[写真左]1996年京都府生まれ。2019年、佛教大学教育学部教育学科卒業
みねっち。(ベース)[写真右]1995年大阪府生まれ。2019年、佛教大学教育学部教育学科卒業
木村健人(ボーカル)[写真中央]1998年和歌山県生まれ。2020年、佛教大学文学部日本文学科卒業。
2019年に初のミニアルバム『ありふれた生活の中に』をリリース。2022年には初のフルアルバム『ato』を発売し、全国23カ所「hananashi ato release tour" after & trace "」を開催。

左から、ナカニシヒロキさん、木村健人さん、みねっち。さん

(2022.12)

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