旺盛な好奇心と知識欲 来春、看護師として第一歩を踏み出す
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学部 | 保健医療技術学部 |
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学科 | 看護学科 |
学年 | 4年生 |
氏名 | 永作 恵里さん |
アクセル全開で大学生活を満喫
元気ハツラツという言葉がぴったりの永作恵里さん。内科医の父親と医療事務に携わる母親の背中を見て育ったから医療の道へ進むのは自然な流れだったという。「医師という選択肢も考えましたが、中学、高校の6年間、部活を頑張りすぎて(笑)。吹奏楽部の副部長として、部員をまとめ、マーチングの演奏技術や表現力をつけるために懸命でした」と振り返る。
大学生活はとにかくアクティブ&パワフル。入学後、佛教大学に通う高校の時の先輩に誘われ、バドミントン愛好会入り。2年生では合宿スケジュールを立案する合宿委員を務める。練習のほか、お花見、BBQ、ハロウィンなど月1回の行事にも積極的に参加した。塾の講師とホテルレストランのアルバイトを掛け持ちし、「ホテルでは幅広い年代の人と接し、礼儀やマナーを学びました」。同時に、オープンキャンパススタッフとしても活動し、3年生で学科リーダーに。「オープンキャンパスはエンターテイメントを提供するわけではないので、私たちの飾らない日常を見ていただき、どれだけ楽しんでもらえるかを考えました」。それにはまず自分たちがこの活動を心から楽しむことが大事だと、スタッフ間の風通しを良くし、高校生に〝素顔の佛教大学〞を知ってほしい一心で奔走した。「何度も足を運んでくれた高校生に『永作さん!』と声を掛けてもらったのは、とてもうれしかったですね」。多くの人に出会い、貴重な経験をさせてもらったと感謝している。
救急看護師や大学院進学も視野に
もちろん学業が本分と心得ている。授業や看護実習はもとより、看護師と保健師の2つの資格取得に挑戦するのだからハードな日々のはずだが、「勉強も嫌いじゃないので」とさらり。滋賀県の実家から片道1時間半かかる通学は、レポートをまとめるなど集中できる貴重な時間として有効活用する。「遠さを理由にしたくない。やると決めたら何事もポジティブ思考なんです。しかも、すごい負けず嫌いで」と笑顔を見せる。看護師の資格に加え、保健師の資格取得の理由も明確だ。患者や病床ごとに個別対応する看護師と、地域データの分析や健康教育・保健指導など集団アプローチ法の保健師。両方の知識を持っていれば、看護に関わる者として幅を広げることができ、自分の強みになると考えたから。
卒業後は、大阪府下の大学病院で看護師としての第一歩を踏み出す。「患者さんに寄り添える看護師になりたい」と話し、将来は「三次救急の現場と真剣に向き合ってみたいし、経験を積んだ後は大学院進学も考えています」。どんな壁も軽やかに乗り越えられそうな永作さん。真っ直ぐ明快な意志と行動力で、夢に向かって羽ばたこうとしている。

(2020.12)