シンポジウム「都市祝祭」開催のご案内【オンライン(Zoom)開催】
7月18日(日)、人文地理学会歴史地理研究部会と共催し、学術シンポジウムを開催いたします。
学者の研究会を少し覗いてみませんか?
■開催日時 2021年7月18日(日)13:00~17:00
■開催趣旨
現代日本の都市社会を背景とした祭りは、祇園祭のように宗教性や行事内容の不易、伝統性を強調しながら現代に至るまで伝えられる祭礼、時代祭など近代以降に創造された博覧会的イベント、よさこい祭り、神戸まつりなど戦後に地域活性化を目的に創造されたイベントに大別されるという。現在では、そのいずれもが濃淡はあれど、観光開発や地域振興などと不可分な関係をもちながら運営されている。
ことに都市における祝祭性は、各地の祭りや年中行事のほか、近代オリンピックや万国博覧会、巨大テーマパークや百貨店における消費行動といったようなハレ(非日常)の側面がみられる諸現象を事例に多くの議論が展開されてきた。
そこで、本シンポジウムでは都市祭礼を事例とし、都市祝祭にみられるハレの場が出現するにあたっての空間的特徴や空間構造、祭りの構成員と観客の変化、祭り関係者としての立場・経験等を導きとして、複眼的な視点から都市祝祭について議論し、歴史地理学がどのように向き合えるのかを検討してみたい。
■プログラム
◇研究発表1「戦後復興の中で創出された都市祝祭とその後の展開」 内田 忠賢(奈良女子大学)
◇研究発表2「地域住民―地域外参加者関係からみる江戸・東京の祭礼史」 三隅 貴史(関西学院大学)
◇研究発表3「近代京都の都心部における持ち家率低下に伴う祇園祭山鉾行事への影響」佐藤 弘隆(立命館大学)
◇コメント 網島 聖(佛教大学)
◇総 括 八木 透(佛教大学)
◇総合討論 司会:網島 聖
■視聴方法 オンライン(Zoom)で視聴いただけます(事前申込不要、先着150名)
・開催日の3日前を目途にZoomのURLと資料を「お知らせ」で公開します。
・開催当日は、URLをクリックして視聴してください。(Zoom環境や当日の接続不具合などのお問い合わせはご遠慮ください)
※当日は宗教文化シアターでシンポジウムを開催しますが、新型コロナウイルス感染防止のため、シアターへの入場は学会会員(一部)のみとします。一般の方のシアターへの入場はできません。当館に来館されて視聴する場合は、別室での視聴になります。(事前申込不要:先着20名まで)
※部会に参加される予定の研究者や学生の方で、事前申込をまだ行っていない場合は、7月11日(日)までに人文地理学会のWeb、もしくは歴史地理研究部会のFacebookに公開している申込フォームから申込ください。