第5回研究会開催報告(社会的マイノリティ集住地域における「まちづくり」の総合的研究プロジェクト)
2019.9.21
会 場:紫野キャンパス 15号館3階 第6会議室
参加者:12名
第5回研究会は、「住み手から見た今日的な衣笠開キ町」をテーマに行った。
衣笠開キ町に子どもの頃から現在も住んでいらっしゃる住民代表の方2名にお越しいただき、後藤直研究代表と島田隆之嘱託研究員によるインタビュー形式ですすめられた。
住民代表の方からは、いつ頃から衣笠開キ町に住むようになったのか、子どもの頃の生活、その後の進学や就職のこと、現在の暮らしについて、父母・祖父母や家の仕事について、差別を受けた体験など、実体験をお話しいただいた。
衣笠開キ町では、大雨で浸水の被害を受けやすいことなど諸課題が多く残っており、京都府では立ち退きの話も出ているが、住民の方は「父母や祖父母の代からいる住みなれたところなので、立ち退きは簡単な話ではない。今更言われても。」という共通の思いを持っていらっしゃることがわかった。
質疑応答では、他の地区のことも例に出しながら、さらに深い話がなされた。
総合研究所