社会学部大谷ゼミの学生が、手紙に香りを添えて送る「文香」の体験会を開催しました!
10月4日(金曜)、社会学部大谷ゼミの学生が、京都の伝統文化の継承と地域活性化をめざし、京都の伝統産業である「薫香」の中でも、大切な人への手紙に香りを添えて送る「文香」を体験できるイベントとして、「手紙に香りを~大切な人への手紙に、香りを添えて贈ってみませんか?~」を開催しました。
伝統文化を通じて、さまざまな世代の方々が交流をすることができる場を提供したいと、学生たちが立案。
当日は52名の方にご参加いただき、大切な人へ実際に手紙を書き、その大切な人の誕生月に合わせた文香を選び、その文香を添えた手紙を投函するという体験をしていただきました。
また、いくつかの薫香(お香)を実際に展示し、学生たちがそれを解説する薫香展示会も開催しました。
参加したみなさんから頂いたコメントを一部紹介します。
「昔手紙を書くことが大好きだったことを思い出し、久しぶりに書きたいと思った。」
「コンセプトがしっかりしていて、スタッフさん一人ひとりの熱意が伝わった。」
「出会ったことの無い香りがあった。」
「京都らしい企画で面白かった。」
大谷教授のゼミでは、例年、「京都の伝統文化をフィールドワークする」というテーマを掲げて、学生たちが様々な調査に取り組んでいます。今年度は、8月25日には「くみひもストラップ作り」、9月28日には「京鹿の子絞り」による手ぬぐいの染色体験会も開催しました。
また、これらの取組みは、社会連携センター「学生企画まちづくりプロジェクト」にも採択されているほか、各グループは12月15日(日曜)に開催される大学コンソーシアム京都主催の「第20回京都から発信する政策研究交流大会」での発表を目指しています。
※ 文香(ふみこう)
文香とは、手紙と一緒に香りを送るための小さな匂い袋です。和紙そのものにお香をたきしめていた平安時代の習慣を、形を変えて今によみがえらせたもので、お香を和紙で包んだタイプ、ちりめんや麻布の小袋タイプ、お香を忍ばせたシールタイプなどいろいろな文香があります





