歴史学部×大津市歴史博物館 江戸時代の古文書共同調査に取り組んでいます!
2024.6.26
本学歴史学部は、令和5年度より大津市より業務を受託し、学生と教員、博物館学芸員が共同で古文書の調査を行っています。
対象となっている膳所藩士中村家文書は、近年新たに発見された20箱を超える膨大な古文書群で、採り出しから掃除、付箋入れ、デジタル写真撮影、目録整理など、古文書の基礎調査を進めています。
・学生たちのコメント
「手に取ることで本当にあった出来事だということを実感でき、紙の感触や匂いから歴史の重みを感じます!博物館学芸員を目指している学生にとっても貴重な経験です。」
・大津市歴史博物館の学芸員のコメント
「明治時代の初めに、膳所藩の藩政史料が多く失われています。その中で、江戸時代の貴重な資料が質と量ともに残っていたことは驚きです。先生方の指導のもと、歴史学部の学生さんが実物資料に触れ、取り扱いだけでなく、新たな歴史の発見の現場にも立ち会ってもらう機会にもなればと思います。」
・歴史学部教員のコメント
「普段の学内授業では体験できない、歴史学の実践的な現場に参加できることは学生にとっても貴重な学びの機会となっています。また、博物館のバックヤードやそこで働く学芸員の実際の業務について知ることで、将来的な展望を描くことにも繋がることを期待しています。」
資料に付箋入れを行う作業
どのような資料があるかを把握
1ページずつ撮影しデジタル化します
資料の絵に見入ってしまう学生も!
研究推進部 社会連携課