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〔教員および研究者向け〕ChatGPT等の生成型AIの利用にあたって

2023.5.30

 「佛教大学研究倫理指針」第1条では、『佛教大学は、学則第1条に基き、仏教精神により人格識見高邁にして、活動力ある人物の養成を目的とし、人類福祉の増進に邁進することを使命としている。本学は、この使命を達成するために、研究の信頼性と公正性を確保するとともに、教育・研究の成果を広く世界に発信・還元していく。そのために、研究者に求められる行動・態度の倫理的規準を定める。』と規定しています。
そのなかで「研究者」は、本学の専任職員および本学において研究活動に従事する者をいい、但し、学生であっても、研究にかかわるときは「研究者」に準じるものとしています。また本指針には、研究の責任体制、研究者の責務、研究者の態度、研究のための情報・データ等の収集、説明と承諾、個人情報の保護、情報・データ等の利用および管理、機器、材料等の適正使用、研究成果発表における責務、研究費の取扱における責務、著者・共著者の考え方、他者の業績評価、佛教大学の責務等が規定されており、本学の学術・研究分野における指針として示されています。

 今般、ChatGPT (Chat Generative Pre-trained Transformer)と呼ばれるチャットボットが普及し始め、高度な人工知能(AI)システムが驚異的な早さで進化しています。これらは、その驚くべき能力により研究者が研究や教育効果を狙ってAIの利用や情報収集などをする際に有効活用できるばかりでなく、幅広い分野に対応できる有用性が認められています。しかしその一方で、これらは、その利用方法によっては「研究不正」ととられかねない要素も含んでいます。ChatGPTと呼ばれるチャットボットは、実社会にそぐわない可能性のある偏見、固定観念、一般的見解を反映する可能性があるとともに、過去のデータの蓄積から生成されるAIの文章は、根拠や出典が不明であり、剽窃といった不正行為につながる可能性があり、研究や論文内容の公正性については責任を負うことができないものであります。

 本学において研究活動に従事される教員および研究者におかれましては、「佛教大学研究倫理指針」および「佛教大学研究公正管理規程」等を遵守し、今般のChatGPT等の生成型AIの利用にあたっては、十分ご配慮のうえご利用いただきますようお願いいたします。なお、本機構が刊行する論集、紀要等への投稿に際しては、原稿と合わせて提出いただく「投稿論文付票」において、ChatGPT等の生成型AIにより作成された原稿ではない旨の誓約欄を設けることにより、公正性を担保いたします。


以 上

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