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法然仏教学研究センター全体研究会(法然仏教の多角的研究) 2026年度第2回開催報告

2026.6.1

日時  : 2026529日(金)16301730
開催形式: オンライン(Zoom
参加者 : 17

内容  :
法然仏教学研究センター長(仏教学部齋藤蒙光教授)挨拶

1. 研究発表
 発表者:市川定敬(研究員・仏教学部准教授)
 テーマ:法然の往生観について
 要 旨:近年、浄土宗が公的に理解している教義は誤ったものであり、臨終を経て西方極楽世界に往生することはメタファーであるといった言説が見られる。
     本発表では、こうした言説について分析し、法然遺文に照らすことにより、法然の説く往生、仏身、浄土、念仏をメタファーと位置付け、非超越的な
     生成プロセスへと解釈し直すことの問題について考察した。法然の説く阿弥陀仏や浄土はその具体的様相を理解しようとするならば、メタファーには
     なり得ないことを指摘した。

2.
各研究班進捗状況報告

○第一部門:法然仏教の基礎研究と教義解明
 ・法然文献班・・・元亨版『和語燈録』本文・現代語訳対照本作成
   個別に作業を進めている。
 ・『逆修説法』班・・・『逆修説法』諸本対照本作成、親鸞筆「法然聖人御説法事」を中心とする本文批判
   前回(424)以降、研究会を2回開催(58日、514)
   次回は617日、618日を予定。
 ・『選択集』諸本研究班・・・信重院蔵『選択集』諸本等の調査および研究
   各自『選択集』諸本の比較表作成中。大谷大学、龍谷大学図書館への調査準備中。

○第二部門:浄土宗の思想的伝統および周辺宗教者の研究
 ・『摧邪輪』班・・・明恵『摧邪輪』寛永版訓読・現代語訳・註
   「巻中」訓・註・現代語訳の再検討。「巻下」訓・註・現代語訳
 ・『徹選択集』研究班・・・『徹選択本願念仏集集』の注釈類の翻刻・現代語訳
   下巻最後部の現代語訳、注。
 ・『往生要集鈔』関係班・・・『往生要集鈔』『往生要集義記』諸本対照・訓読・現代語訳
   『往生要集鈔』『往生要集義記』諸本対照作成作業中。
 ・中国関係班・・・『往生浄土伝』解読・現代語訳・文献批判
   前回(424)以降、研究会2回開催(428日、512)
   ㉜釈恵■(「功」の下に「言」)まで終了。
   次回は62日を予定。
 ・黒谷金戒光明寺『日鑑』研究班・・・黒谷金戒光明寺所蔵『日鑑』の調査・翻刻・研究
   前回(424)以降、研究会を2回開催(515日、522日)。
   次回は619日を予定。

○第三部門:浄土宗における僧侶養成、教育・教化の研究
 ・伝宗伝戒班・・・『真葛伝語』諸本蒐集および教理的根拠の探索、聖冏撰『決疑鈔直牒』身延文庫本の研究
   聖聡『小経直談要註記』(京大本)の翻刻、現代語訳。
   前回(424)以降、研究会を1回開催(427日)。
   9 丁表「〈已上略抄取意〉」まで。

以上

次回全体研究会 626日(金)開催予定

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