【社会福祉学部】弁護士の藤原精吾先生をお招きして人権研修会を開催しました
2025.1.24
2024年12月18日(水)、社会福祉学部主催人権研修会が行われました。講師は、弁護士の藤原精吾(ふじわら せいご)先生で、優性保護法裁判弁護団の団長をなさったほか、堀木訴訟、原爆症認定集団訴訟、障害年金裁判等を手がけてこられた方です。当日は、「優性保護思想との訣別を図る~障害のある人々が最高裁を動かした~」というテーマでお話しくださいました。11号館3階の会議室は学生と教員でうまり、ZOOMを含め55名の方の参加がありました。
講演は、優生保護法裁判がどのように始まり、障害当事者のリーダーシップによって進められてきた過程を詳しくお伝えくださるものでした。そのなかで、私たちの生活と法律がどのようにつながっているのか、優生保護法裁判が、私たちも無自覚に取り込んでいる能力主義とどう関連しているのかがよく理解できるものでした。優生保護法があったことの負の影響のなかで私たちは生きています。これからの私たちには、その影響を踏まえながら、人が大切にされていく社会のあり方を考え続けていく必要があると思いました。学生とともに、藤原先生のお話が聴けたことも貴重なことでした。ありがとうございました。



学長室 広報課