法務省東京矯正管区長をお迎えして少年院の歴史や矯正教育について学びます
佛教大学(京都市北区)社会学部は、12月11日(水)に、作田誠一郎教授による講義「逸脱行動論」に、法務省東京矯正管区長である池田 一(いけだはじめ)氏をお迎えして開講します。
講義内では、日本の少年院の歴史や海外での視察経験をもとにしたこれからのあり方、矯正教育において、被害者に対する意識を少年らに向けさせることの重要性などについてご教示いただきます。
日本の少年院は、1922(大正11)年 少年法・矯正院法の成立を機に、「健全育成(将来、犯罪を繰り返すことなく、一人一人の可能性を引き出し、個性豊かな人間として成長させる)」や「最善の利益の考慮(その少年にとって最もよいことは何かを第一に考え、少年の人権を尊重し、専門的な知識をもって、個々の少年の特性に応じた処遇を行う)」を理念として、現在まで運営されてきました。これらの歴史的背景を踏まえ、池田氏の沖縄少年院長や多摩少年院長を歴任された経験や、海外(東ティモール)の矯正施設を視察された経験をから日本の少年院の現状やあり方について講義いただきます。ぜひ取材くださいますようお願いいたします。
【 開催概要 】
日時 : 2024年12月11日(水曜日)10:40~12:10
場所 : 佛教大学紫野キャンパス 1-415教室(1号館4階)
(住所:〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96)
講師 : 池田 一氏(法務省東京矯正管区長)
内容 : 日本の少年院の歴史や矯正教育のあり方海外での視察経験をもとにしたこれからの日本の少年院のあり方 等
※「逸脱行動論」
現代社会における逸脱現象に対する基本的な研究方法について概観。その後、具体的な犯罪と非行に関する諸理論を中心に紹介し、現代社会における犯罪や非行を理解するための社会学的なアプローチを身につけることを目的とした講義で、警察官などを目指す学生が受講しています。