第一回研究会開催報告(法然仏教の多角的研究)
2019.4.22
会場:紫野キャンパス 15号館3階 第6会議室
参加者:17名
1、 センター長よりあいさつとセンター概要説明、現状報告、今後の方向性と出版について
設立当初からの経緯と歩みの概要を述べ、理念と今後の方向性について、翻訳と地道な研究を進めることを基本とすることを、梶山雄一元総合研究所長の、翻訳の重要性に言及した内容を引用して、表明された。 また今年度から、いよいよセンターの成果として、研究班の内、2班について、出版されることが述べられ、順次、成果が出るように、各研究班に対して、出版を視野に入れた計画書の作成を要請。さらに今後の新しい研究や提案を求められた。
2、新メンバー紹介
3、進捗発表
【第一部門】法然文献班 玄亨版『和語燈録』本文・現代語訳対象本作成
前回から研究会は開催せず。全体の80数%まで進捗していると報告。
【第一部門】法然文献班 桑門秀我『選択本願念仏集講義』現代語訳
3、4、5、6章本庄担当以外の、上野担当部分が本日完成と報告。
【第一部門】『逆修説法』班 『逆修説法』諸本対照本作成、古本『漢語燈録』を中心とする本文批判
前回から3回の研究会を開催。再来年度の出版に向け2巡目の見直し作業中と報告。
【第二部門】『催邪輪』班 明恵『催邪輪』寛永版訓読・現代語訳
前回から『摧邪輪』巻中、10丁表2行までの進展を報告。
【第二部門】門下班 門下研究目録作成 研究会の開催はなく、担当者個々に資料集めを進めている状況を報告。
【第二部門】中国関係班 道綽『安楽集』解読・現代語訳・文献批判
前回から4回の研究会を開催。第二大門を紀要投稿。第七大門を済ませ、第八大門に入ったと報告。
【第三部門】伝宗伝戒班 『眞葛伝語』諸本蒐集および教理的根拠の探索
研究会としては中断中であるが、個人の担当箇所を個々で再検討中。正定院への挨拶をセンター長とともに行ったことを報告。翻刻と現代語訳を上下に並べる組版見本を作成し回覧された。
4、辞令伝達
以上
法然仏教学研究センター