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法然仏教学研究センター講演会開催報告

2017.7.1
日時:2017年7月1日(土曜) 13:30~16:00
会場:紫野キャンパス 常照ホール(成徳常照館)
来聴者:123名
講題:法然研究の回顧と展望
講師:石上善應(大乗淑徳学園学事顧問、淑徳大学短期大学部教授、大正大学名誉教授)
 
 
予定通り、午後1時30分から、本庄良文センター長が挨拶、センター概要、石上先生の紹介を述べ、1時45分から石上氏の講演が始まった。
 
石上氏は最初に、横断的な専門家の輪読会で、自分の専門外であった『一言芳談』を読み、その研究を通じて自分の学問的な広がりが出来たことに触れ、学問は人とのつながりを大切にする方がいいと述べた。また。本屋さんと仲良くして役に立った経験も紹介された。
高村光太郎の『智恵子抄』に、光太郎が岩手県の松庵寺に参り、住職が読んだ『一枚起請文』に感動した旨を綴っていることを紹介。感動したという詩碑についても言及された。
今年八十八歳の石上氏は、これまで歩いてきた学問の道について感慨を込めて話し、時に笑いも誘いながら聴衆に感銘を与えていた。
 
2時50分ごろ、講演は終了し、3時15分、質疑応答の時間となった。会場からの質問票で、主なものを、司会の曽和義宏研究員が読み上げ、石上氏が答える形で進行。高齢でありながらまだ研究に意欲を持つ力がどこから湧くのか、という質問に、これまでの人生が一貫して研究解明の姿勢であることの延長と答えられ、研究者としての矜持を見せつけられた。また法然仏教学研究センターに対する期待感も寄せられた。
 
法然仏教の枠組みで、知の巨人ともいうべき石上氏の人生は、聴衆に多大な影響をもたらせ、3時45分、終了した。
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