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佛教大学臨床心理相談室 こころのコラム⑤

2021.3.2

この一年、「新しい生活様式」の中で、日々様々なサービスやシステムが提供されるようになってきました。選択肢の幅が広がり、新たなつながり方ができるようになった喜ばしさがある一方で、それらの情報量の多さに圧倒されたり、必要に迫られてやらざるを得なかったりということもあったのではないでしょうか。

この他にも、「これは、どうなるんだろう。」「いつ頃、できるようになるかな。」「また延期になってしまった...。」などと、心配や不安を抱えてしまうことや自分の期待通りにはいかないことも多くあったと感じます。

このような中で、何だか自分の意思では選択できないような、自分の意思の外で決まっていってしまうような、コントロールできない感覚に陥った方もいるのではないでしょうか。
私自身、何とかついては行っているけれど、決まっていくことから、"自分"という存在が、取り残されていくような感覚を持ったことがあります。

一方で、得た情報をどのように吟味するか、自分が感じる気持ちとどう向き合うかなど、改めて"自分"自身とどう付き合うかということを考えるきっかけにもなったと思います。

出来れば不安は取り除きたいし、ストレスは感じたくないと思ってしまうけれど、不安やストレスを、全くのゼロにするのは難しい。不安やストレスを抱えた"自分"と、うまく付き合っていくことが大切なのだと感じるようになりました。

では、「うまく付き合う」にはどうしたらいいのでしょうか。いくつかの方法があると思いますが、私は、一つの方法として「意図的に対処すること」を意識してやってみました。

例えば、様々な情報を見ていて不安になった時には、「情報から距離を置いてみる」、「信頼できる人からの情報のみを信じる」、疲れを感じたときには「いつもより10分長めに湯船に浸かってみる」「好きなデザートを食べる」などを「意図的に」やってみます。

そうすることによって、少し、自分の意思で選択ができた感覚、コントロール感が戻ってきたように思います。根本的な解決ではないかもしれませんが、「意図的に対処する」ことによって、"自分"を取り戻せるような気もします。

もちろん、不安やストレスの程度や頻度によっては具体的な解決策や治療を考えることも必要です。その際は、当相談室で、お話をおうかがいしながら、一緒に考えさせていただくこともできますので、何かございましたら、お気軽にお申込みください。

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