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学長メッセージ「 いま、私たちがなすべきこと 」

2021.4.12

人類の歴史は感染症の歴史でもある、と言われています。常に病に怯え、病と闘い、病に打ち勝ち、また病に苛まれ、病と共存するという歴史を私たちは繰り返してきました。今回の新型コロナウィルス感染症においてもそれは例外ではありません。正しく怖れながら感染症と向き合い、共存し、感染の終息に向けて総力をあげて取り組まなければなりません。

一年を超えてなお繰り返される、波のうねりのような感染者数の増減を経験し、私たちの生活や日常の風景が一変してしまいました。社会に変容が求められる中で、人々の努力により、通勤通学、仕事や学校生活も大きく変わりました。これほどの大きな変容は、これまで当たり前であった事柄を改めて見直させることにつながりました。

今また、ウィルスの変異株が全国で爆発的に広がっています。変異株が感染しやすく、重症化しやすいことも指摘されており、ワクチン接種が始まりつつあるとはいえ、気の抜けない状況がまだ続いています。

法然上人の教えである〈還愚(げんぐ)〉とは、ありのままの自分を正しく認め、その自分に向き合ったときに明らかになる、自分が本当にできることをしっかりと携えて未来へ歩むことであります。佛教大学ではこの考え方にもとづいて、「新しい生活様式」を実践するために、「新しい佛教大学生活」を提唱したいと思います。感染症対策をしっかり行ったうえで、学生の学びとその場を維持し、他者に対しては予防を心掛け、自分がどこかで感染するかもしれないことを常に意識し、感染者への心配りも行い、決して差別しないことを基本方針とし、さまざまな方策をとってまいります。

また教職員の安全にも配慮し、新型コロナウィルス感染症の状況と政府、文部科学省、京都府や京都市など自治体の方針を考慮しつつ、「佛教大学活動基準」に従って、行動レベルを示してまいります。

学生、教職員のみなさんには、行動レベルに即した学びの場を維持しつつ、安全の確保と感染を広げない、差別をしないという姿勢をもって、日々の活動に取り組んでいただくようお願いいたします。

新型コロナウィルス感染症においては、飛沫感染や接触感染によって誰もが感染する可能性があり、特に会食の場面での感染リスクが高いと指摘されています。日常の過ごし方として、マスク着用と手洗い、手指消毒を基本とし、会食中も会話の際はマスクを着けるなどを心掛けてください。

学生、教職員一丸となって、みんなでこのコロナ禍を乗り越えていきましょう。

学長 伊藤 真宏

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