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佛教大学の学費(授業料および設備費)の考え方について

2020.5.14

このたびの世界的規模での新型コロナウイルス感染症拡大という非常事態の中、学生ならびに保護者の皆さまには様々な面で不安な日々をお過ごしのことと存じます。

佛教大学は、政府の緊急事態宣言を受け、紫野および二条の両キャンパスへの入構を禁止し、すべての施設が利用できない状況が続いています。また、2020年度春学期は、対面授業を取りやめ、遠隔授業で実施することとし、5月11日から開始いたしました。
こうした事情から、一部の学生ならびに保護者の方から学費の減額、返還に関するご意見をいただいていますので、ここに、佛教大学の学費についての考え方を説明いたします。

本学の学費(授業料および設備費)は、ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づいて、学士を授与するに足る教育を修了することに対して総額で設定されており、それを4年で等分して納めていただくこととしております。現在、通常の授業形態とは異なりますが、教育の質を担保するために、教育環境の充実を図り、教育活動を継続しております。
設備費については、設備の「利用料」とする考え方には立たず、中長期計画により全学生に還元できる教育環境を整えるため、施設の継続的な維持管理および改修等を進める資金を平準化して納めていただくこととしております。

以上のような考え方から、学費(授業料および設備費)の返還は考えておりません。

今後につきましては、経済的に困窮している学生への支援策を引き続き検討するとともに、皆さんの健康と生命を守ることを第一に考え、建学の理念を具現化する教育を遠隔授業にて行うため、教職員が一丸となって進めておりますのでご理解ご協力をお願い申し上げます。

佛教大学長
田中典彦

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