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諸子百家-中国古代の思想家たち-(2月1日~3月2日)

諸子百家-中国古代の思想家たち-

中国の春秋時代末期から戦国時代にかけて、動乱の続く世にあって多くの思想家が排出され、その学派が形成されていきました。それらの思想家や学派について、後漢の班固が著した『漢書』芸文志では、儒家、道家、陰陽家、法家、名家、墨家、縦横家、雑家、農家、小説家の十家に分類されています。また、小説家を省き、九流百家と呼んだり、兵家を含んで十流と称したりすることもあります。これらを総称して諸子百家と呼びますが、彼らが活躍した春秋時代末期から戦国時代に、すべての学派が形成されていたのではなく、孔子を始祖とする儒家、墨子を開祖とする墨家、兵家がわずかに学派と呼べることができるものであったとも言われています。
孔子が春秋時代の魯国において、学団を成立させたことによって、諸子百家の時代が始まったとされていますが、その言行録である『論語』に始まり、今日われわれが中国古典と呼んでいる『孟子』、『荀子』、『老子』、『荘子』、『韓非子』、『孫子』などは、この中国思想史における画期と呼ぶにふさわしい春秋時代末期から戦国時代にかけての著された書物です。そのことは、1993年に中国湖北省荊門市郭店で発掘された竹簡からも明らかにされつつあります。
今回の展示では、諸子百家の思想にふれることのできる原典の現代語訳や研究書、その時代に関する図書館資料を展示貸出します。展示貸出図書の一覧は【特集コーナー】を クリックしてください。また中央の展示ケースには、昨年11月、「和紙:日本の手漉和紙技術」が国連教育科学文化機関ユネスコの無形文化遺産に登録されたことにちなんで、今月はこれら日本が誇る和紙の様々な種類に注目し本学古典籍コレクションから刷年の判明している世界最古の印刷物である『無垢浄光經相輪陁羅尼』(百万塔陀羅尼)ほか『紙譜』『いはや』などを展示紹介いたします。
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