第1回研究会開催報告（法然仏教の多角的研究）
2017.4.17
会場：紫野キャンパス鹿渓館1階 第1会議室
参加者：18名
概 要
・センター長挨拶（本庄良文センター長）
・センター概要説明（本庄良文センター長）
・新研究構成員紹介
・各班進捗状況報告
・事務局より諸連絡
＜各班進捗状況報告＞
【第一部門 法然文献班 元亨版『和語燈録』本文・現代語訳対照本作成】
発表者：角野玄樹嘱託研究員
前回から五回の研究会を開催。伊藤訳の確認を進めていると報告。今後、本庄訳を進めつつ、藤堂訳など必要な見直し作業が可能なものに取り掛かる予定。
【第一部門 法然文献班 桑門秀我『選択本願念仏集講義』現代語訳】
発表者：本庄良文研究員
下訳はすでに完成。出版に向けた準備作業を進めている。
【第一部門 『逆修説法』班 『逆修説法』諸本対照本作成、古本『漢語燈録』中心とする本文批判】
発表者：岩谷隆法嘱託研究員
前回から二回の研究会を開催。初七日を七割まで校訂。次回で初七日終了予定。今年度、紀要に初七日と二七日を発表予定。
【第二部門 『摧邪輪』班 明恵『摧邪輪』寛永版訓読・現代語訳】
発表者：米澤実江子嘱託研究員
『摧邪輪』巻中の書き下し付注現代語訳作業を終え、見直し作業も終了しているが、不統一の部分もあり、再度の見直しと巻下の書き下し付注現代語訳作業を並行して進める計画予定。
【第二部門 門下班 門下研究目録作成】
発表者：伊藤真宏研究員
それぞれ個々にデータ入力作業に従事。今年度、紀要等に発表に向け、まとめる予定。
【第二部門 中国関係班 道綽『安楽集』解読・現代語訳・文献批判】
発表者：加藤弘孝嘱託研究員
前回から三回の研究会を開催。
『安楽集』第三大門を作業中。今後、見直し作業と紀要掲載に持っていく予定。
【第三部門 伝宗伝戒班 『真葛伝語』諸本蒐集および教理的根拠の探索】
発表者：高津晴生嘱託研究員
前回から五回の研究会を開催。紀要への掲載にあたり、口伝に関わる伝書の公開の学的根拠について、議論と、枠組みの文章化に向けた取り組みを視野に入れていくことを確認。
法然仏教学研究センター
