建学の理念

佛教大学学則(抜粋)

第1条
本学は学校教育法(昭和22年法律第26号)に基き、仏教精神により人格識見高邁にして、活動力ある人物の養成を目的とし、世界文化の向上、人類福祉の増進に貢献することを使命とする。

佛教大学は、学則第1条に示すとおり仏教精神を建学の理念とし、大学の責務である「人材養成」を中心として、それに関わる「教育」「研究」「社会貢献」の三領域において、仏教精神に基く多様な活動を時代に即して行いながら、世界文化の向上と人類福祉の増進に貢献することを使命として、これを達成するためにふさわしい教育研究組織を設置しています。

仏教精神

(『法然上人行状絵図』巻六段三/知恩院所蔵)

(『法然上人行状絵図』巻六段三/知恩院所蔵)

本学が建学の理念としている仏教精神とは、仏教を開いたゴータマ・ブッダ(釈尊)と浄土宗を開いた法然上人とに共通する生き方と考え方を指します。釈尊は「私とは何か」「私はどう生きるか」そして「私は自分自身に何を期待できるのか」つまり私の生きる道=人の生きる道を求めて修行し、その道を成就して、われわれに人として歩むべき道を説き示したのです。一方、法然上人は、末法とも呼ばれた混乱の続く不安定な時代にあって、生きることに苦しみ、天災地変や戦乱の苦しみに喘ぐ人々の中で、大乗仏教に私の生きる道=人の生きる道を求め、自己の愚かさを自覚し、念仏の道を体得し、すべての人が等しく導かれる道を説いたのです。ブッダによってはじめられ、法然上人によって受け継がれた生き様と考え方こそ、「転識得智」なのです。それは現実の生き方の中で、常に己自身のあり方をしっかりと見つめながら、学んできた知識を人生のさまざまな場において何を為すべきか判断する力、実行してゆく力、すなわち生きる力へと転換してゆける智慧を得ることなのです。この二人に共通する生き方こそが仏教精神に他なりません。この精神にのっとり、自らも生かされている社会において、他に幸せを分かち与え、他の苦をぬぐい去る慈悲のこころをもって、自らが生きていることを活かせてゆける人材の養成を目指します。

 

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