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Buddhist Studies 仏教学科

仏教研究を通し、その英知を社会問題の解決に応用する

仏教の開祖釈尊や、浄土宗の開祖法然上人の教えを中心に、共生(ともいき)の精神や和合の精神を体系的に習得。少人数のゼミで、「研究」「講読」「演習」と段階的に専門性を高めます。
それにより、本当の自分を見つめる「還愚」の視点から、これまでの価値観を再構築し、学んだ仏教の叡智を、現代社会の課題解決(SDGsの達成等)に活かせる、人間力と応用力を育てます。

学びのキーワード

  • 人間力
  • リーダーシップ
  • 日常に根ざす仏教
  • 仏跡研修
  • 語学科目
  • 仏教研究への道案内
  • 仏教と文化財
  • 仏教美術
  • グローバルな視野
    • 少人数のゼミで「研究」「講読」「演習」と段階的に専門性を高め、これまでの価値観を再構築。仏教の叡智を、現代社会の課題解決に活かせる、人間力と応用力を育てます。
    • 仏教思想に触れ、利他の心や困難への向き合い方を学ぶことは、他者を導くだけでなく自己実現にも役立ち、世界的なリーダーシップをとるための大きな足がかりとなります。
    • 「大丈夫」「不思議」「有頂天」といった普段使っている言葉、「節分」「お盆」といった年中行事など。何気ない日常の中に仏教を起源にもつものが息づいています。
    • インド、チベット、中国、韓国、日本などの仏蹟を実際に訪ね、現地において体験を通した学修をする授業です。文献研究での知識に加え自らの五感で体感することで学びをさらに深めます。
    • 1年生から古文・漢文・サンスクリット語・パーリ語など仏教研究に関連する語学科目を履修し、資料の読解力を鍛えます。
    • 仏教は日常の何気ないところにあります。それらを糸口に、専任教員全員が、自らの研究分野・領域や魅力をリレー形式で伝え、学生の理解を促します。
    • 文化財には、仏教に関わるものが多く存在します。鑑賞するだけではなく、文化財の種類、性格や実際の扱い方を学習し、学芸員の資格取得にもつなげます。
    • 仏教が民衆に広く伝播したきっかけの1つである「絵解き」。教えが詰まった仏画をはじめとする仏教美術は、当時の思想や社会状況が伺える貴重な史料です。
    • 仏教は世界三大宗教のうちの1つで、仏教徒は約5億人におよぶといわれています。歴史、社会、経済、あらゆるテーマに関わる宗教の切り口は、グローバルで活躍できる視野になります。

    ONE MORE TOPICS

    インドの風土や文化を体感し仏教の真髄に触れる。

    仏教学科では、日本や海外(インド・東南アジア・中国・韓国など)での仏蹟研修を実施しています。2023年度はインドを訪問先として、仏教とインドの関係について学習しました。学生は事前研修を数回行った上で、ナーランダ、ラージギル、ブダガヤ、ベナレス、アグラ、マトゥラー、デリーなどインド各地を訪問。仏教、ヒンドゥー教、イスラームの聖地や遺跡を訪れ、インドの風土と文化を直接体験しながら、インド仏教の実状や歴史について知見を深めました。また、デリー大学の学生と交流し、インドの学生がどのように学んでいるのかを自分の目で確かめる良い機会となりました。

    内定者INTERVIEW

    「人に寄り添う」という仏教の教えを通じ特別支援学校教員として貢献したい。

    滋賀県・光泉カトリック高校出身
    内定先 滋賀県立三雲養護学校
    研究テーマ 仏教からみる教育の在り方
    インタビューを読む

    実家が寺院で親の勧めもあり、佛教大学を視野にいれるように。また、私自身は特別支援学校の教員免許状取得を希望しており、仏教の教えを教育にどう活かすことができるか、宗教と教育との関係性を学ぶため仏教学科への進学を決めました。

    特に、浄土宗教師の資格取得に向けた「伝宗伝戒加行道場」での学びが私の成長に大きくつながったと感じます。道場での勤行や作務を通して人格形成を育むという内容ですが、信仰心が培われるだけではなく、まずは何事もやってみること、やり続けることの大切さを実感。当時の気づきや学びは日々の生活でも活かされています。教育実習だけではなく、総合支援学校でのボランティア活動にも参加。さまざまなケースを現場で観察したことで、今後の実習や自分が通う学校現場につながる貴重な経験になりました。仏教から学んだ教えとともに、教員として支援を必要とする児童生徒に寄り添っていきたいです。

    卒業生INTERVIEW

    学科での学びがより良いサービスの提供につながる。

    2022年度卒業 大阪府・芦間高校出身
    就職先 八幡市役所 建設産業部環境政策課
    インタビューを読む

    地域の生涯学習の充実や伝統産業を通じた地域創生に携わりたいという思いから、公務員をめざしました。現在は環境政策課に所属し、補助金申請のサポートや小学生対象の環境イベントの企画運営など、多岐にわたる業務に取り組んでいます。

    さまざまな住民の方と触れ合う中で活きているのが、仏教学科で学んだ「利他の精神」。“相手の利益が自分の利益になる”という仏教の根幹ともいえる考え方であり、住民一人ひとりに対して平等なサービスにつながっています。市役所では、自分が所属する課以外の知識も身につける必要があります。大変ですが、新しい発見がある素敵な環境です。今後も幅広く勉強を重ね、得た知識を地域のサポートに活用していきます。

    卒業研究テーマ例

    • マインドフルネスの本質
    • 中世の文学作品における「俊寛」について 鹿ケ谷の謀議の史実性
    • 『今昔物語集』における天狗説話の研究
    • 信仰する宗教の違いによる感じる恐怖の対象の変化
    • 江州伊香三十三所について
    • 現代における地獄観の特色―テレビアニメ『鬼灯の冷徹』を手がかり―
    • 仏式葬儀における不可欠性の研究
    • 仏教と日本伝統芸能について
    • 仏式葬儀のグリーフケア効果についての考察

    取得可能な教員免許状・資格

    教員免許状

    • 社会/中学校1種
    • 地理歴史/高校1種
    • 公民/高校1種
    • 宗教/中学校1種・高校1種
    • 特別支援学校1種

    資格

    • 図書館司書
    • 学校図書館司書教諭
    • 学校司書
    • 博物館学芸員
    • 社会教育主事(任用資格)
    • 浄土宗教師
    • 浄土宗開教使
    • 浄土宗社会教化主事 など
    • 年間の履修登録単位数に上限があるため、取得できる教員免許状・資格の数には制限があります。
    • 教員免許状・資格の取得にあたっては、所定科目の履修が必要です。
    • 併設されている通信教育課程を併修することにより、小学校1種などの他学科指定の教員免許状も取得可能です。

    キャリアイメージ・進路実績

    大学院への進学や教員・公務員としての道、一般企業への就職など。
    培った「他者理解力」「傾聴力」「客観性」はどのような分野でも活躍できます。

    • 一般企業:医療・福祉/金融/マーケティングなど
    • 公務員/教員
    • 司書/学芸員
    • 僧職/宗派職員

    仏教学科での学びを
    もっとくわしく知る

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