不登校や児童虐待、職場のストレス問題から高齢者への支援など、ますます増加する心の問題に対処できる「心の専門家」としての能力を育成。
少人数クラスを編成し、一人ひとりが主体的に学べる環境を整備。
社会事象と個人を取り巻く環境を理解しながら、人の「心」に寄り添い、社会に貢献できるスキルを養います。
学びのキーワード
ONE MORE TOPICS


教育現場を体験して児童への支援の在り方を学ぶ
3・4年生で実施される心理実習では、京都市の不登校の小学生や中学生が通っている適応指導教室における、ふれあいアシスタントとしての活動が含まれます。
今回は実際に参加した学生2名にインタビューを行いました。

不登校支援に関心があり、参加を決めました。子どもたちの学習サポートや見守りに加えて、休憩時間は一緒に遊んだり曜日ごとの活動に参加したりと、幅広く経験。回を重ねるごとに、子どもたちと打ち解けていきました。活動を通して、会話以外のコミュニケーションが与える影響を実感し、関わり方に気を配る意識が身についたと感じています。
(臨床心理学科4年生 京都府・京都共栄学園高校出身)

スクールカウンセラーをめざすにあたって、教員との連携を学ぶ良い経験になると思い参加しました。実習では、学校や生活で生きづらさを抱えている子どもたちと接します。先生方が彼らにどのようにアプローチしているかを学ぶなかで、子どもの行動を注意深く観察し、些細な変化に気づくことが大切であると実感しました。
(臨床心理学科4年生 京都府・清明高校出身)
内定者INTERVIEW

一人ひとりの心に寄り添う
スクールカウンセラーをめざして
進学先 | 佛教大学大学院 教育学研究科 臨床心理学専攻 |
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研究テーマ | 不登校経験者の不登校経験の捉え方に関する研究 ~語りに着目して~ |
卒業生INTERVIEW

聴く力で想いに寄り添い、あたたかな支援を届ける
就職先 | 京都市役所 |
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卒業研究テーマ例
- SNS利用とストレスコーピングについて
- 大学生の男女における化粧行動―心理的健康とジェンダー・アイデンティティとの関連―
- 犬派と猫派の友人関係の相違点
- 出身地やパーソナリティによって野球への関心度は違うのか 某関西人気球団への印象にも注目して
- ひとり時間の感じ方とポジティブな心理的機能との関連について
- 発達障害児・者をもつ母親の子育てストレスとレジリエンスとの関連
- 大学生の子育て観についての行動分析学的観点からの考察
- 現代の児童が抱える学校ストレッサーの実態と呼吸法によるストレス低減の試み
- 瞑想とヨガによるレジリエンスと衝動性への影響―マインドフルネス瞑想とラフターヨガ―
- 警告色を補色に入れ替えた有毒生物の画像を見ることで“かわいい”感情は生起するか
取得可能な教員免許状・資格
教員免許状
- 社会/中学校1種
- 公民/高校1種
- 特別支援学校1種
資格
- 臨床心理士(受験資格※)
- 公認心理師(国家試験受験資格※)
- 図書館司書
- 学校図書館司書教諭
- 学校司書
- 博物館学芸員
- 社会教育主事(任用資格) など
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- 受験資格を得るには大学院進学が必要です。
- 年間の履修登録単位数に上限があるため、取得できる教員免許状・資格の数には制限があります。
- 教員免許状・資格の取得にあたっては、所定科目の履修が必要です。
- 併設されている通信教育課程を併修することにより、小学校1種などの他学科指定の教員免許状も取得可能です。
- 大学院教育学研究科に開設されている<臨床心理学専攻>は、「臨床心理士資格に関する第1種指定大学院」です。修士課程の修了と同時に臨床心理士試験の受験資格を取得することができます。
キャリアイメージ・進路実績

進学をして専門職に就きたい、人の心を動かす仕事がしたい、みんなが生きやすい社会を実現したい。
「心の専門家」として、医療・福祉・研究の場だけではなく、行政や幅広い業種の企業での活躍も期待できます。
- 一般企業:マーケティング/企画/出版など
- 教員
- 公務員
- 進学:臨床心理士/公認心理師/スクールカウンセラー/産業カウンセラー
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