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Clinical Psychology 臨床心理学科

「心の専門家」として社会に貢献できる人材を育成

不登校や児童虐待、職場のストレス問題から高齢者への支援など、ますます増加する心の問題に対処できる「心の専門家」としての能力を育成。
少人数クラスを編成し、一人ひとりが主体的に学べる環境を整備。
社会事象と個人を取り巻く環境を理解しながら、人の「心」に寄り添い、社会に貢献できるスキルを養います。

学びのキーワード

  • 心の専門家
  • 総合的な学び
  • 5つの職域
  • 幅広い進路
  • ロールプレイ
  • コミュニケーション能力
  • 臨床心理士
  • 公認心理師
    • 不登校や児童虐待、職場のストレス問題から高齢者への支援など、ますます増加する心の問題に対処できる「心の専門家」としての能力を育成します。
    • 心理学・臨床心理学・研究法・心理臨床実践を学んだ上で、臨床の実践や実験など、関心のあるテーマや将来の進路に沿った学びを深めていきます。
    • 活躍が期待される5領域(医療、教育、福祉、司法、産業)への理解と、他の専門職との連携・協働が求められます。各分野で実習を行い、実践的に学びます。
    • 臨床心理士・公認心理師として医療・福祉・教育・自治体で働くだけではありません。心の動きを深く理解できるため、企画職・マーケターとして幅広い業界で活躍できる知識が身につきます。
    • 様々な心理テスト、心理カウンセリング、プレイセラピーなどを、実際にロールプレイしながら技法を学ぶ実践的授業です。
    • カウンセリングの場だけでなく、医師をはじめとするチーム医療での連携、地域社会や家族との連携など、高い連携力と傾聴力が求められます。
    • 日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格で、高い専門性が求められる資格です。常に専門性向上に努め、5年ごとに資格更新が必要です。
    • 心理学の分野における日本初の国家資格です。2017年に施行されたばかりですが、国家資格としてこれからの発展が見込まれる資格です。

    ONE MORE TOPICS

    教育現場を体験して児童への支援の在り方を学ぶ

    3・4年生で実施される心理実習では、京都市の不登校の小学生や中学生が通っている適応指導教室における、ふれあいアシスタントとしての活動が含まれます。
    今回は実際に参加した学生2名にインタビューを行いました。

    不登校支援に関心があり、参加を決めました。子どもたちの学習サポートや見守りに加えて、休憩時間は一緒に遊んだり曜日ごとの活動に参加したりと、幅広く経験。回を重ねるごとに、子どもたちと打ち解けていきました。活動を通して、会話以外のコミュニケーションが与える影響を実感し、関わり方に気を配る意識が身についたと感じています。
    (臨床心理学科4年生 京都府・京都共栄学園高校出身)

    スクールカウンセラーをめざすにあたって、教員との連携を学ぶ良い経験になると思い参加しました。実習では、学校や生活で生きづらさを抱えている子どもたちと接します。先生方が彼らにどのようにアプローチしているかを学ぶなかで、子どもの行動を注意深く観察し、些細な変化に気づくことが大切であると実感しました。
    (臨床心理学科4年生 京都府・清明高校出身)

    内定者INTERVIEW

    一人ひとりの心に寄り添う
    スクールカウンセラーをめざして

    YMCA学院高校出身
    進学先 佛教大学大学院 教育学研究科 臨床心理学専攻
    研究テーマ 不登校経験者の不登校経験の捉え方に関する研究
    ~語りに着目して~
    インタビューを読む

    学校生活に馴染めず悩んでいた小学生の頃、スクールカウンセラーに救われた経験が臨床心理学科に進むきっかけになりました。この学科で最も成長につながったのは心理実習です。体験実習では幼稚園や学習塾を訪問し、現場の雰囲気や心理士の仕事の実態、支援の難しさなどを体感しました。

    また、学生ボランティアにも注力し、京都市内の小学校で教員の方の補助を経験しました。不登校児支援に携わった際、勉強をしたがらない児童への対応に苦労しましたが、試行錯誤する中で心理士の役割や教員同士の連携の重要性を実感。さらに、児童の些細な変化や笑顔が増えていく様子に喜びを感じ、スクールカウンセラーをより強く志すようになりました。

    卒業後は大学院に進学し、「不登校」をテーマに研究を進めながら児童の心のケアに必要な実践スキル・知識を深めていきます。ゆくゆくはスクールカウンセラーとして、個人に合わせた支援を行うことが目標です。

    卒業生INTERVIEW

    聴く力で想いに寄り添い、あたたかな支援を届ける

    2021年度卒業 京都府・紫野高校出身
    就職先 京都市役所
    インタビューを読む

    固定資産評価事務に携わり、市税事務所の方々への指導を行っています。前の部署では地域の方々との交流も多く、マニュアル通りでは解決できない場面も多々ありました。その際に役立ったのが、臨床心理学科で学んだ「傾聴」の姿勢です。多角的な視点で話を聞くことで、問題解決の糸口を見つけられると実感できました。

    大学での4年間は自分と向き合い、人として成長する大切な時間だったと思います。特に、教授との1対1の対話を通じて心理学だけでなく自己への理解も深まり、公的に人々を支援するという自分の目標を再確認できました。現在は異動したばかりで慣れないことも多いですが、仕事を一つひとつこなしながら、さらに多くの人々を支援できる存在をめざして成長し続けます。

    卒業研究テーマ例

    • SNS利用とストレスコーピングについて
    • 大学生の男女における化粧行動―心理的健康とジェンダー・アイデンティティとの関連―
    • 犬派と猫派の友人関係の相違点
    • 出身地やパーソナリティによって野球への関心度は違うのか 某関西人気球団への印象にも注目して
    • ひとり時間の感じ方とポジティブな心理的機能との関連について
    • 発達障害児・者をもつ母親の子育てストレスとレジリエンスとの関連
    • 大学生の子育て観についての行動分析学的観点からの考察
    • 現代の児童が抱える学校ストレッサーの実態と呼吸法によるストレス低減の試み
    • 瞑想とヨガによるレジリエンスと衝動性への影響―マインドフルネス瞑想とラフターヨガ―
    • 警告色を補色に入れ替えた有毒生物の画像を見ることで“かわいい”感情は生起するか

    取得可能な教員免許状・資格

    教員免許状

    • 社会/中学校1種
    • 公民/高校1種
    • 特別支援学校1種

    資格

    • 臨床心理士(受験資格
    • 公認心理師(国家試験受験資格
    • 図書館司書
    • 学校図書館司書教諭
    • 学校司書
    • 博物館学芸員
    • 社会教育主事(任用資格) など
      • 受験資格を得るには大学院進学が必要です。
    • 年間の履修登録単位数に上限があるため、取得できる教員免許状・資格の数には制限があります。
    • 教員免許状・資格の取得にあたっては、所定科目の履修が必要です。
    • 併設されている通信教育課程を併修することにより、小学校1種などの他学科指定の教員免許状も取得可能です。
    • 大学院教育学研究科に開設されている<臨床心理学専攻>は、「臨床心理士資格に関する第1種指定大学院」です。修士課程の修了と同時に臨床心理士試験の受験資格を取得することができます。

    キャリアイメージ・進路実績

    進学をして専門職に就きたい、人の心を動かす仕事がしたい、みんなが生きやすい社会を実現したい。
    「心の専門家」として、医療・福祉・研究の場だけではなく、行政や幅広い業種の企業での活躍も期待できます。

    • 一般企業:マーケティング/企画/出版など
    • 教員
    • 公務員
    • 進学:臨床心理士/公認心理師/スクールカウンセラー/産業カウンセラー

    臨床心理学科での学びを
    もっとくわしく知る

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