名作から新たな知識を発見
様々な作品を題材に、作品の世界観や当時の社会状況など、講師独自の考察も交えつつ深く読み解いていきます。読んだことのある作品からも、新たな知見を得ることが出来ます。
講座の様子
講座一覧
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『平家物語』巻第三を読む・後篇
―重盛の死―
鹿ヶ谷事件の影響で世情が不安定な中、清盛の嫡子重盛が亡くなります。父清盛や平家の横暴に心を傷めていた重盛の死は、平家と後白河院との決裂にもつながっていきます。この講座では、重盛の死を中心に、平家物語における重盛の描き方を見ていきます。重盛を失った清盛と平家がどのようにして滅亡へと向かうのか、ということについて考えてみたいと思います。
受講生の声
- スライドの写真がとてもわかりやすく、場面を想像できて良かったです。(70代・女性)
- 専門の先生の講義を受けることの深さをあらためて知りました。(70代・女性)
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『源氏物語』を読む
第五帖 若紫巻の鑑賞(後篇)
我が国の古典文学の中でも傑作の誉れ高い『源氏物語』を、丁寧な解説付きで読破しましょう。今回は第五帖「若紫」巻の後半部を読み解きます。藤壺との夢のような密通を経て、物語は北山で見初めた若紫の君の引き取り問題に焦点が引き絞られ、スピード感を増します。初めて『源氏物語』に触れたい人はもちろん、繰り返し愛読している方にも、作品の新鮮な鑑賞を味わってもらえるように解説いたします。
受講生の声
- 源氏物語の講座を最初から拝聴していますが毎回新鮮です。(70代・女性)
- 毎度のことですが、研究の奥深さに唸っています。(70代・女性)
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『小倉百人一首』を読む
―定家の撰歌方針をさぐろう―
『小倉百人一首』の歌がどのような基準で撰ばれたのか、興味は尽きません。定家が単独で撰んだ『小倉百人一首』と『新勅撰和歌集』とに収録された作者を比べると、共通する歌人が多数います。そこで『小倉百人一首』を選んだ基準が何であったのか、両作品に共通する歌人が詠じた『新勅撰和歌集』の歌を手掛かりにさぐろうと思います。
受講生の声
- はっきりと先生の意見を述べられるところが非常によい(70代・男性)
- 今まで和歌について知識がなかったが、基本的なことを理解できました。(70代・男性)
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くずし字講座
くずし字の読みに熟達する
本講座は仮名のくずし字の読みが中心。読みにくい変体仮名を習得し、字母を確認しながらくずした文字の字形に慣れる。日常みかける書、古典文学の作品などさまざまなくずし字を読み、さらに味わう。そして、時にはくずし字を書いてみる。
受講生の声
- くずし字の歴史から現在まで、とても楽しく学ぶことができました。(50代・女性)
- 講師の先生の話は大変わかりやすかった(80代・男性)
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谷崎潤一郎と探偵小説
都市のモダニティを読む
谷崎潤一郎(1886-1965)は大正期に、のちのミステリー作家に影響を与える都市小説・犯罪小説を多く発表します。本講座ではこれら「探偵小説のさきがけ」ともみなせる作品を読み解き、しかけられた秘密、謎、犯罪といったものが描き出す近代性(モダニティ)とは何かについて考えていきます。
受講生の声
- 自力で読むのと、講義ありでは感想も印象も異なります(70代・女性)
- 先生の研究の仕方の広さと深さにあらためて驚きました。(70代・女性)
講座案内デジタルパンフレット
佛教大学オープンラーニングセンターが発行している講座案内冊子でも、受講方法・講座一覧・開講カレンダーをご覧いただけます。
また、無料で冊子の発送を承っております。ご希望の場合は資料請求よりお申し付けください。