名作から新たな知識を発見
様々な作品を題材に、作品の世界観や当時の社会状況など、講師独自の考察も交えつつ深く読み解いていきます。読んだことのある作品からも、新たな知見を得ることが出来ます。
講座の様子
講座一覧
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『万葉集』を読む
大伴一族と『万葉集』
『万葉集』の世界には、約400年の時間が流れる中で、実に多くの人物が登場します。その中に大伴氏の人々がいます。天孫の降臨を先導した神話を持つ家柄で、万葉のほぼ全時代を通して律令官僚機構の中枢で活躍をした氏族です。中でも大伴旅人、大伴家持親子がよく知られています。この講義では、この大伴一族が繰り広げる万葉歌の世界を見てみたいと思います。
受講生の声
- 先生の万葉集に対する熱意を感じる。(70代・女性)
- 歌から当時の歴史が理解できるのが、とても興味深かった。(60代・男性)
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『平家物語』巻第四を読む・前篇
―以仁王の挙兵―
後白河院が幽閉され、高倉天皇は退位、安徳天皇が践祚しました。平家が栄花を極めるなか、平家に不満を抱く源頼政が、後白河院の子以仁王のもとを尋ね、挙兵を勧めます。頼政一党に助けられて兵を挙げた以仁王は、周辺の寺院勢力を頼ります。これまでくすぶっていた反平家の狼煙が、都から上がりました。本講座では、「信連」や「競」などのいきいきとした武勲譚を含む巻第四前半の魅力を追求してみます。
受講生の声
- 資料がとても分かりやすく、場面を想像できて良かった。(70代・女性)
- 複雑な章段を一気に語られ、大変すばらしい。(70代・女性)
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『源氏物語』を読む
第六帖 末摘花巻の鑑賞
我が国の古典文学の中でも傑作の誉れ高い『源氏物語』を、丁寧な解説付きで読破しましょう。今回は第六帖「末摘花」巻を読み解きます。夕顔を失った喪失感を埋めるべく、光源氏は故常陸宮鍾愛の姫君にアプローチを始めます。しかし、事態は思わぬ方向に転がっていき、やがて滑稽な結末を迎えます。初めて『源氏物語』に触れたい人はもちろん、繰り返し愛読している方にも、作品の新鮮な鑑賞を味わってもらえるように解説いたします。
受講生の声
- 毎回、研究の奥深さに唸ってしまう。(70代・女性)
- 解説が細かく丁寧。(60代・男性)
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『小倉百人一首』を読む
―『百人秀歌』の排列と比べてみよう―
『小倉百人一首』には草稿があったといわれています。それが『百人秀歌』です。『小倉百人一首』『百人秀歌』の収録歌や歌人を比べると共通していることが多くありますが、同時に両作品には違いがあることも確認できます。そこで、先学の研究をふまえながら『小倉百人一首』と『百人秀歌』との関わりをさぐりたいと思います。
受講生の声
- 和歌の基本を理解できた。(70代・男性)
- 和歌を観賞する視点や楽しみ方が増えた。(50代・女性)
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村上春樹『ノルウェイの森』を読む
村上春樹『ノルウェイの森』は1987年に発表後、社会現象になるほどの売れ行きとなった作品で、今なお村上春樹の代表作と見なされ読み続けられています。しかし一方で、この小説は他の村上文学にないいくつかの特徴をもっています。本講座では6つの視点からアプローチし、作品を解読していきます。
受講生の声
- 研究の仕方の広さと深さに驚いた。(70代・女性)
- 作品の構造が図式化され、理解の助けになった。(70代・女性)
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いっしょに俳句を
ねんてん先生の俳句講座
俳句を作ったり読んだりする楽しみ、それを実際に句を作ったり句を読んだりしながら考えます。毎回、ボクの俳句仲間をゲストとして迎え、どのように俳句を楽しんでいるかを具体的に話してもらうコーナーもあります。
受講生の声
- 非常に楽しく、わかりやすかった。(60代・女性)
- 俳句を現代語で表現することについて、考え直す機会を得ることができた。(60代・女性)
講座案内デジタルパンフレット
佛教大学オープンラーニングセンターが発行している講座案内冊子でも、受講方法・講座一覧・開講カレンダーをご覧いただけます。
また、無料で冊子の発送を承っております。ご希望の場合は資料請求よりお申し付けください。