開催⽇:2025年4月22日(火曜)
4月開講講座の一部ご紹介です。興福寺阿修羅像、五重塔も消滅の危機にあった!文明開化の明治にも光と影がある。その影の部分を象徴するのが「廃仏毀釈」である。もともとは神仏習合状態にあった神社と寺院、神と仏を分離する政策だったのだが、寺院、仏像などの破壊から、暴動にエスカレート。完全に仏教を殲滅してしまった地域もあった。寺に保管されていた記録、史料などが焼かれたことで、その地域の「歴史」も消えてしまったケースすらある。日本史上でも例が少ない大規模な宗教への攻撃、文化財の破壊はなぜ行なわれたのか?僧侶である講師が京都、奈良、鹿児島、宮崎、長野、岐阜、伊勢、東京など日本各地に足を運び、廃仏毀釈の実態に迫った内容をふんだんの写真をもとに解き明かす。(2022年度前期講座と同タイトルですが、最新の情報を取り入れ、内容の一部を再編しています。)
そもそも日本の宗教は、仏教と神道、儒教などが混じりあった習合状態であった。仏と神、寺院と神社はゆるやかに共存していた。江戸時代に入ると国学思想が広がり、古来の神道のあり方を模索する動きは始まる。廃仏毀釈の素地は水戸でつくられていく。
※受講申込みの前に「会員登録」が必要です。
開催日時 | 2025年4月22日(火曜)15:00~16:15 |
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講座名 | 神仏習合 |
講師 | 鵜飼 秀徳 先生(作家、正覚寺住職、佛教大学非常勤講師) |
定員 | 対面 100名/オンライン 200名 ※事前申込制・先着順 |
会場 | 対面:佛教大学紫野キャンパス 15号館『妙響庵(みょうこうあん)』(アクセス) オンライン:Zoomウェビナー |