開催⽇:2025年2月20日(木曜)
2月開講講座の一部ご紹介です。本講座では毎回1章段をとりあげ、歴史的、宗教的な背景などを考えながら読み解いていきます。中世軍記文学の名作『平家物語』の巻第三を読みます。『平家物語』の名文を味わいながら、その豊饒な世界を楽しみましょう。
鹿ヶ谷事件の影響で世情が不安定な中、清盛の嫡子重盛が亡くなります。父清盛や平家の横暴に心を傷めていた重盛の死は、平家と後白河院との決裂にもつながっていきます。この講座では、重盛の死を中心に、平家物語における重盛の描き方を見ていきます。重盛を失った清盛と平家がどのようにして滅亡へと向かうのか、ということについて考えてみたいと思います。
政変に関わって、基房の侍が自害するなど、世情はますます不安定となり、清盛の心が天魔にとりつかれたとの噂も流れました。そうしたなかで長く貧窮していた藤原行隆だけは突然の清盛の引き立てにより出世します。行隆出世物語の背景について考えてみます。
※受講には会員登録が必要です。
開催日時 |
2025年2月20日(木曜)10:30~11:45 |
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講座名 | 「行隆之沙汰」 |
講師 | 浜畑 圭吾 先生(佛教大学 文学部 准教授) (講師プロフィール) |
定員 | 対面 100名/オンライン 200名 ※事前申込制・先着順 |
会場 | 対面:佛教大学紫野キャンパス 15号館『妙響庵(みょうこうあん)』(アクセス) オンライン:Zoomウェビナー |