開催⽇:2024年7月1日(月曜)
7月開講講座の一部ご紹介です。佛教大学が建学の理念としている仏教精神とは、仏教を開いたゴータマ・ブッダ(釈尊)と浄土宗を開いた法然上人とに共通する生き方と考え方を指します。鎌倉時代に浄土宗を開いた法然は、苦しみの世界を厭い捨て、極楽を目指せと教えながら、「(この身を)いかにもいかにも育くみ助くべし」という言葉を残しています。法然におけるこうした言葉を手がかりにして、私たちの生を最後まで生ききる心構えについて考えてみましょう。
『法然上人行状絵図』は、その巻数から『四十八巻伝』とも呼ばれ、数ある法然上人の伝記において最も中心的なものと位置づけられます。その内容は、単に上人の生涯をたどるということにとどまらず、上人の浄土の教え、そしてその教えを受けた人たちについても幅広く記されています。本講座では、この『法然上人行状絵図』を読み解くことにより、上人の時代背景や教えを受け止めた人々についても理解を深めていきたいと思います。
門弟たちの行動に激怒した後鳥羽院は、師匠である法然上人を流刑にしました。第三十五巻には、流刑地である讃岐の国(今の香川県)での法然上人の様子や、上人の流刑を知った弟子たちの様子も記されています。
※受講には会員登録が必要です。
開催日時 |
2024年7月1日(月曜)13:00~14:15 |
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講座名 | 第35巻 建永の法難~流刑地にて~ |
講師 | 市川 定敬 先生(佛教大学 仏教学部 准教授・宗教教育センター長) (講師プロフィール) |
定員 | 対面 100名/オンライン 200名 ※事前申込制・先着順 |
会場 | 対面:佛教大学紫野キャンパス 15号館『妙響庵(みょうこうあん)』(アクセス) オンライン:Zoomウェビナー |
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