開催⽇:2024年6月27日(木曜)
6月開講講座の一部ご紹介です。本講座では毎回1章段をとりあげ、歴史的、宗教的な背景などを考えながら読み解いていきます。中世軍記文学の名作『平家物語』の巻第三を読みます。『平家物語』の名文を味わいながら、その豊饒な世界を楽しみましょう。安徳天皇の誕生を得て平家は全盛を迎えます。しかし、多くの恨みを買っていた平家の栄華にも翳りが見えていました。前篇では、鬼界ヶ島に流された藤原成経、平康頼、俊寛の物語が中心です。後世、能や歌舞伎、小説の舞台にもなった場面ですが、そうした素材の面白さだけでなく、哀感あふれる平家物語の文章も味わいましょう。『平家物語』のさまざまな魅力をご紹介します。
安徳誕生に際して、後に考えると不吉と思われることがありました。平家物語には、平家の滅亡を暗示するできごとが盛り込まれています。清盛がかつて高野山の大塔を修理した際にもそうした事件がありました。平家物語の叙述方法について考えてみます。
※受講には会員登録が必要です。
開催日時 |
2024年6月27日(木曜)10:30~11:45 |
---|---|
講座名 | 「公卿揃」「大塔建立」「頼豪」 |
講師 | 浜畑 圭吾 先生(佛教大学 文学部 准教授) (講師プロフィール) |
定員 | 対面 100名/オンライン 200名 ※事前申込制・先着順 |
会場 | 対面:佛教大学紫野キャンパス 15号館『妙響庵(みょうこうあん)』(アクセス) オンライン:Zoomウェビナー |