開催⽇:2024年6月3日(月曜)
6月開講講座の一部ご紹介です。私たちの身のまわりに存在する多種多様な仏のイメージ。今から約2,000年前に誕生し、時代や地域によって多様な変容をとげ、各々に固有の美と聖性、意味を内包しています。本講座では、これら多様な仏教美術を、「かたちに秘められた意味」という視点で読み解いていきます。仏教美術を含む宗教美術特有の「聖性の表出」などを見出すために、仏教美術以外にも、ギリシャ、エジプト、メソポタミアの美術や、東洋、西洋美術にも言及していくことも試みます。時空を超えて織りなされる仏教美術の魅力あふれる散歩道を、皆さんと一緒に逍遥できることを願っています。
「一年が無病息災で、実り多い、幸せな年となりますように...」そんな願いをかなえてくれる力をもつと信じられた経典と絵画があります。『西遊記』の三蔵法師のモデルとなった玄奘が、命を賭してインドから持ち帰った、仏教最大の経典・大般若経と釈迦十六善神画像です。一千年以上、アジアの人々に希望を与え続けてきた聖なる儀礼世界にご案内します。毘沙門天に秘められた西洋的モチーフについても言及します。
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開催日時 | 2024年6月3日(月曜)10:30~11:45 |
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講座名 | 幸せな一年でありますよう-大般若経と釈迦十六善神 |
講師 | 川野 憲一 先生(神戸市立博物館 学芸員) |
定員 | 対面 100名/オンライン 200名 ※事前申込制・先着順 |
会場 | 対面:佛教大学紫野キャンパス 15号館『妙響庵(みょうこうあん)』(アクセス) オンライン:Zoomウェビナー |