開催⽇:2024年4月22日(月曜)
4月開講講座の一部ご紹介です。民俗学創生期の柳田国男は、稲作を主たる生業とする日本人以外に、山人ともいうべき日本列島の先住民の末裔が大正の時代にも、まだわずかながら存在すると信じていた。しかし彼らはやがて柳田の視野からは消えてゆき、最終的には平地に定住して稲作に従事する日本人だけが残った。山人たちは何処へ行ってしまったのだろうか?
民俗学は決して過去のことを探ることが目的ではありません。民俗学の目的は、現代に生きる私たちのくらしについて知ることであり、さらに私たちの未来のくらしについて考えることにあります。今年は民俗学の創成期からの歴史を辿りながら、現代社会において民俗学は如何なる意味を有しているのか。皆さんといっしょに考えてみたいと思います。
※受講には会員登録が必要です。
開催日時 | 2024年4月22日(月曜)15:00~16:15 |
---|---|
講座名 | 柳田国男の山人論と初期民俗学 |
講師 | 八木 透 先生(佛教大学 歴史学部 教授) (講師プロフィール) |
定員 | 対面 100名/オンライン 200名 ※事前申込制・先着順 |
会場 | 対面:佛教大学紫野キャンパス 15号館『妙響庵(みょうこうあん)』(アクセス) オンライン:Zoomウェビナー |