共同研究制度の変遷
1992(平成4)年度~2000(平成12)年度
1991(平成3)年4月に5研究所(仏教文化・仏教社会事業・歴史・心理学・社会学の各研究所)を統合して総合研究所を開設。その目的は既存の5研究所を有機的に統合し、学部学科を越えた研究交流と学際研究を推進することにより、佛大アカデミズムを高揚させることにあった。
総合研究所の中核事業として共同研究を位置づけ、本学の学部学科構成を配慮して、仏教系・人文科学系・社会科学系の3部門体制を構築した。そして、各部門ごとに専任研究員を配置した。初年度は旧研究所からの移管業務と新事業立案に従事し、2年目(1992年度)より共同研究を開始した。
種類
第1部門(仏教関係) | 専任研究員:松田和信(研究期間2~3年間) |
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第2部門(人文科学関係) | 専任研究員:北西 弘・青山忠正(研究期間2~3年間) |
第3部門(社会科学関係) | 専任研究員:藤井 透(研究期間2~3年間) |
2001(平成13)年度~2011(平成23)年度
2000(平成12)年度10月、総合研究所開設10周年の総括を経て大幅な制度の見直しを行い、2001(平成13)年度から実施した。
種類
特定研究 | 特定の課題研究(社会的インパクト、タイムリー性、政策提言の性格を備える、その他運営会議が必要と認めるもの(研究期間3年間) |
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部門研究 |
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一般研究 | 現代において先端的課題となっている研究(研究期間2年間) |
2012(平成24)年度~現在
2005(平成17)年度以降数年間にわたって総合研究所のあり方を検討し、「共同研究」の枠組みを継承・発展させることをめざし、制度の部分的変更を行い、競争的外部資金の獲得につなげることをめざす制度とした。なお、『専任研究員』制度は廃止した。
種類
常設研究 | 本学の学則第1条に規定する目的使命に関連した課題について、長期間継続して取り組む学術研究 |
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プロジェクト研究 | 次に関連した課題について、到達すべき明確な目標を定めた上で研究期間を3年に限定し取り組む学術研究
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総合研究所
特別研究員制度について
佛教大学大学院博士後期課程単位修得満期退学者、修了者に対し、研究者としての更なる成長を支援するため「特別研究員」制度を設けています。
2001年度に総合研究所研修員の名称で始まり、2010年度から総合研究所特別研究員に名称を変更し現在に至っています。
特別研究員は、総合研究所を研究の足場として、個人研究を進め、学会発表や論文投稿などさまざまな場所で大きな成果を残しています。
2001(平成13)年度~2009(平成21)年度
名称:総合研究所研修員 のべ69名
2010(平成22)年度~2020(令和2)年度現在
名称:総合研究所特別研究員 のべ137名